私の兄だとか恋人だとか言ってる変な男に拉致されかけた

厳密には三角関係の修羅場じゃないけど。

カップルと関係ない前置きが長いけど、それが無いと話が通じないのでそこから投下する。

それから10年以上経ち、高校生になったある夜、下校中に変な男に拉致されかけた。悲鳴をあげたら近所のおじさん達が駆け付けてくれて、その時なぜか男は逃げないで捕まった。 

私はショックで半ば気を失いかけてて、家は共稼ぎでまだ誰も帰宅してなかったから、ご近所さんの家で保護された。

警察の人にもいろいろ話を聞かれたけど、あんまりよく覚えてない。男は私の兄だとか恋人だとか言ってて支離滅裂、でも私はこんなデブで色黒で汚い髭の兄も恋人もいないと主張。

連絡を受けた母が慌てて帰宅し、私は泣きすぎたせいか熱を出してそのまま倒れた。

変質者は、親戚一家の隣の家に住んでたニートだった。まだそいつが大学生の頃、隣の家に来た私と遊んだ事があるらしい。もちろん私は覚えていない。 

その時そいつは「大きくなったらお嫁さんにしてあげる」と言い、私は「うん」と答えたらしい。覚えてないし、大学生が5歳の子供にそんな話をする時点でもうおかしい。 

変質ニートはその約束を思い出したか覚えてたかで、約束を果たしてもらおうとして私を待ち伏せしていたらしい。私の住所は暑中見舞いを親戚のポストから抜き出して調べ、何回か下見をしたり私を尾行して隙を探した計画的犯行だと後で知った。 

変質ニートの処分は、親が全部弁護士さんを通してやってくれて、その結果は教えてくれなかった。ただ、「もう二度と来ないから安心しなさい」ということだった。 

この後もうひと騒動あったこともあり、私達はこの親戚と縁を切って引っ越してしまった。

私は親戚が謝罪に来た時、テンパっててそんな約束してないとだけ言えば良かったのを、「だって私が好きだったの次男おにいちゃんだし！」と言ってしまった。

次男おにいちゃんは中学生だったと思うので、8～10歳年上の男の子だった。長男はよそよそしく、次男は優しかったので好きという程度で、もちろん深い意味はない。5歳だったし。 

ところが長男が家に帰ってから、次男にこのことを教え、ついでに私がかわいくなっていたと報告してしまった。

弁解しておくと私は別に普通の外見、長男は親戚の子というフィルターがかかっただけだと思う。それを聞いた次男は脳内で「かわいい女子高生が俺を好き！」というおかしな変換をしたらしい。 

それから私を慰める電話がかかってくるようになり、お菓子が届いたりした。それはありがたかったんだが、そのうち会いたいとか写真送ってとか言い出し始めた。毎日夜の電話で親も変に思い始め、次男の電話に出てもうかけてくるなと宣告。

昔世話になった親戚が遊びに来たんだから追い返すこともできず、次男には遊びに行こうとか言われドライブに連れて行かれた。帰り際に、膝の上に手を置かれて気持ち悪かったけど、思春期だったので親に報告できず、ただもう会いたくないとだけ訴えた。 

それから次男から連絡は来なくなったが、だいぶ経ってから、夜に母が電話で誰かとケンカをしたことがあった。母があんまりにも怒ってるので、何があったか聞く事もできずそのまま忘れた。

私が成人してから、実はあの時…と教えてもらった。 

次男は私に惚れられてる幻想を抱いてしまい、そのことを友達に自慢げに言いふらしていたらしい。次男の中では、ドライブに連れて行ったら目をうるませて感動し、恥じらって赤くなっていたとか。 

書いてるだけでゲロゲロ。気持ち悪い状況に半泣きで、膝を撫でられて怒りで赤くなってたんだよ馬鹿か。 

それが友達経由で次男の婚約者の耳に入り、大修羅場に。婚約者が親戚の家に押し掛けたり、泥棒猫の女子高生と会わせろと大騒ぎした挙句、いろいろあって婚約破棄となったらしい。 

そして親戚のおばさんはこの騒動でちょっとおかしくなり、すべての原因は私なのだから、私は次男と結婚しろと母に電話してきたそうだ。

私は何も知らなかったので、急な引っ越しで面倒臭いなーとしか思っていなかった。その後家計が急に苦しくなって、行きたい大学に行けなかったのもむかついてた。 

今思えば、家のローンなどを借金にしてまで私を守るため引っ越してくれたわけで、親には感謝している。 

あれ以来、女子高生好きの成人男性にはとことん嫌悪感を抱くようになった。 

彼氏がロ○系のエロゲーを持ってるのを知った瞬間無理になった。知人男性が「妹萌え」だと知ってから連絡を取れなくなった。ネタだと思っても幼女とか女子高生とかにハァハァするレスを見るとたまにムカッとする。

トラウマになってるなぁと思う。 
今の彼氏はそういう傾向がないので安心。 

最近はだいぶロ○ネタ嫌いが緩和されてきたけど、実際に子供に手を出す男は死ねばいいと思う。 

支援感謝。