特に隣町は交通の便も悪くコンビニも町の入口に1軒しかなく、他の商店もほとんどない地域で車がなかったら生きていけないようなド田舎
そんなとこでも(だから?)、やはり本家分家の家柄だとか法事のしきたりやらウルサイことこの上ない
なもんで、その町では30歳越えて嫁がない毒男に嫁を世話すると10万とか30万とかの高額の礼金が出るのが習わしになっていた
で、近所の強欲ばあさんが礼金せしめようと思ってある日うちに突撃
来客中だってのに強引に上がりこみ、お客さんの居る前で
「お前、幾つになった?30歳超えてるやろ?それで嫁の貰い手もないんやろ?ワシがええ話持って来ったから安心せえ。もう家も建ててある。家具も揃っとる。お前は身一つで行ったらええだけや。こんな有り難い話はない。今すぐ返事せえ。もちろんイヤとは言わんよな?」と一気に捲し立て。
お客さんと自分( ゚д゚)ポカーン…
彼氏とは遠距離恋愛中で、もうすでにと結婚の約束もしてあるし両家顔合わせも済んでると言ったら
「こんな有り難い話を蹴るなんてこの恩知らずが!ワシがどんなに有り難い話を持ってきてやったかわかっとるのか!後で泣いて謝っても絶対許さんぞ!」と一方的に怒鳴り散らし
都会の男と約束するなんてこのアバズレが、とか30過ぎで結婚してないなんて恥知らずな、とかもうそれどこの惑星のお話?みたいな事を延々ネチネチ言って帰っていった
その後、近所でまあないことないことふれ回ってたみたいだけど、とにかく強欲で有名なばあさんだったので誰もまともに取り合わなかったw
数年後、地元の友達と話てわかったんだけど、このばあさんは友人の勤め先の若い子にも同じ「有り難い話」を持って行き、どんなに断ってもしつこく電話して、最後は勝手にその膿家長男とママンを勤め先にまで連れてきて、やれ結婚しろそれ結婚しろとうるさかったらしい
長男のスペックは詳しくはわからないけど、まあ田舎でも都会でも必ず売れ残るだろう感溢れる膿家男で、38歳?のマザコン。そりゃ無理だわ。
万が一、本人はまともだったとしても、仲立ちがあの強欲ばあさんだってだけで激しくマイナス要員。
つかそこまでするほど必死=絶対に駄目物件と宣伝してるようなもんだし…
その長男氏は、45歳を過ぎた今でもまだ独身で本家にふさわしい嫁を待ち続けているそうです
…で、あなた様は彼氏とケコーンしたんですよね?
はい、今は東京在住です
強欲ばあさんが乗り込んできたとき、帰り際に「そんなに良い縁談ならあなたも独身なんだし、あなたが嫁にいったらどうですか?」つったら、顔真っ赤にして怒ってたなあ
良い返しだw
そうだよねー、そんなに良い話なら自分でやればいいよねーw
【妹は】農家の暗部 part133【家政婦】
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