彼氏は歩くのが早い。いつもスタスタ先に行かれてしまう

するとどこからか浮浪者風のおじいちゃんが近づいてきて「北方領土を返せ」とか意味不明な事を叫ばれキレられた。 

ビックリして固まっていたら、あちらから彼氏が走って戻ってきた。　 
助けに来てくれたのか？と思ってたら　 

彼「お前歩くの遅いわ！イライラするなぁ！お前のカバンの中に車の鍵入ってんだよ！車に入れなかっただろ！！」 

爺「北方領土をｳﾝﾀﾗｶﾝﾀﾗ！」 

彼「だいたいゆっくり歩くのが可愛いと思ってんの？ﾌﾞﾘｯｺしてんなよお前」 

爺「我が大日本帝国はｳﾝﾀﾗｶﾝﾀﾗ！」 

彼「ちんたら歩いてるからこんな変なｼﾞｼﾞｨに絡まれてんだよ！」 

じいちゃんを無視して私のカバンから鍵だけ出してまたスタコラ行ってしまった。　 
相変わらず怒鳴り続けるじいちゃん。 
怖さと悲しさで駐車場に向かったらなんと彼氏の車はもうなかった。　 

翌日「昨日八つ当たりしてごめんね、あれからｼﾞｼﾞｨに何かされなかった？」 
と留守番が入ってたけど、かけなおさないつもり。