女に免疫のない俺に、女の部下ができた。俺は「部下→言いなりになる女」と認定した。

なお書き捨てなのでレスはいらない。
俺もレスは一切しない。

しかし俺の心はやはり確実に病んでいっていた。 
自覚はなかったが、今考えると完全に病んでいた。 

勤続三年目、俺の下に部下として配属された子がいた。 
女だった。 
たいしてかわいくなかったが、新卒でピチピチだった。
デブなので乳もでかかった。 

病んでいた上、男子校→専門学校で 
あまり女に免疫のなかった俺は、
「部下→言いなりになる女」と認定した。

ちなみに俺は当時、童貞だった。 
風俗に行ったことすらなかった。 
風俗→性病 
と思い込んでいた。 

のちに風俗に行ったとき、
もっと早く行っておけばよかったと思った。 
ちんちんに毒が溜まりすぎるから
男は犯罪を犯すのだと 
そのときはっきり自覚できた。 

結論から言うと、俺はその女部下にとって
パワハラ上司でありセクハラ上司だった。 

これを言ったら女はあせり、言葉が出なくなるだろうｗと 
思っていた言葉をできるだけぶつけた。 
「生理」「オリモノ」「処女膜」「膣」などなどだ。 

彼女がちょっとでもムっとした顔をすると嬉しくなり 
「おっ生理か？膣がネトネトして痛いからって当たるなよ」 
「女はこれだから腐ってる。股から腐るんだな」 
などと言ってやった。 

泣けばいいものをなかなかそいつは泣かず強情だった。 
デブのくせに。 

俺はそいつにオリモノブタゲルゲという綽名をつけた。 
しかしだんだんそいつは泣かないだけじゃなく
俺を無視するようになった。

しかしある日気づいた。
俺はあいつが好きだということに。 

デブだが乳はでかいし、若いし、全然アリだった。 
だがいくら俺が頭おかしくても、
オリモノブタゲルゲ呼ばわりした相手を 
女が好きになることは少ないだろうことはわかっていた。 

しつこいが当時俺はブラック勤めでおかしかったし 
女に免疫もなかった。 

だから上司にまず相談して
「彼女と仲良くなりたい」と言った。 
上司はニヤニヤして快諾してくれた。 

でも俺はやっぱり恥ずかしくて、
彼女をオリモノ妖怪とか便器とか呼ぶのをやめられなかった。 
彼女もそのころになるともう気にしてないように見えた。 

そして7～8か月後、俺はいきなり解雇された。 
セクハラとパワハラの罪だそうだった。 
ブラック企業でパワハラなんか日常茶飯事だったくせに 
女の言うことはあっさり聞くのがむかついた。

「女をバカだクズだというなら、
おかあさんをまず同じように罵ってみんさい！」
と言われかえす言葉がなかった。 

おかあさんは女じゃないし、と言ったらもっと泣かれた。 
オリモノデブに謝罪のメールしたが着信拒否してやがった。 

今はブラックを辞め、実家で静養してる。 
なんか遠い昔のような気がするけど、
実際俺は無職で家にいるし 
近所の人も話しかけてくれないから 
ほんとうのことだなーって思う。 
その程度。ほんと遠い。 

今思うと女どうこうじゃなくて
弱いものいじめしたいだけだったとわかるけど 
当時はわからなかった。 

でも女って俺が思ったほど弱くないし、
結局やりかえされただけでした。 

おわり。

×俺に泣かれた。 
○親に泣かれた。 

俺が泣いてどうするﾜﾛﾀ。泣きたいけどな