元々は肌も造作もきれいな子だったのですが、元の顔が判別不能になってしまっていました。
なんとか気持ちを引き立てようと、授業の帰りに、私はAをサークルの部室に誘いました。
サークルの人たちは、みな彼女の事を心配してる人ばかりだったので普通に病気になる前と同じように楽しく話をしました。久しぶりに彼女の明るい顔を見られてうれしかったです。
ところが、彼女がさあ帰ろうかと、私と二人で部屋から出て、廊下を歩いていると隣の部屋のサークルの男が前から歩いて来ました。彼は学校でカッコイイと人気があって、モテるし感じも良さそうと(学内では)割と有名な人でした。
一瞬何が起きたかわからなかった私がわれに返り「何言ってんのよー!」って追いかけようとすると、彼女は私の腕をつかんで「いいよ、いいよ」と笑いました。でもすぐに涙がぽろぽろ流れました。
彼女を置き去りにして男を追いかけることも出来ず、そのまま彼女を家まで送りました。
それからしばらくして、彼女の病気も随分良くなって、顔もちょっと腫れは残るものの普通に学校に来るようになりました。いつものように学食でサークルの子数名と食事をしている所に突然その”カッコイイ男”がやってきました。Aがうつむきました。
彼は私たちのサークル中の一人のとてーーもキレイで学内だけでなく他の学校でもで有名なKの所にきて「話しに入ってゴメン」とか言う言葉一つもなく、唐突に「今度飲みにいかん?」と自信満々な口調でKを誘いました。
するといつもニコニコしているKはいつも以上にニコニコ笑ってじーっと男をしばらく見つめた後 「あんた、自分の顔を鏡で見てからいいなよね」と言い放ちすぐこちらの話に戻りその後完全に男をシカトしました。
男はしばらく唖然としていましたが、すぐに色々文句を言い出しました
透明人間に話しかけられているかのように私たちは心の中で一致団結して彼をシカトし、必死で自然に談笑を続けました。
サークル内の人には私が男の言った事を言ってたのでKはそれの敵討ち?
みたいな事をしてくれたのです
でも、その言葉だけ聞くと、DQNなのはKの方なので、Aは泣きながら礼を言いながらもKの評判を心配したのですが「別に評判なんていいよー。私もすっごい悔しかったし」とやっぱりニコニコしていました。
その後彼のサークル(飲み会だけのDQNサークル)からKは「顔はきれいだけど性格最悪」などとひどい言われようをしていましたが元々人並みはずれてきれいな容姿と優しい性格があるので、別に彼女の評判が落ちる事はありませんでした。
今ではAの病気も治り、元のきれいな顔に戻りました。
。・゚・(ノД`)b・゚・。 K、GoodJob!
いい話なんだけど、読んでてネタか?
なんて思ってしまった自分が情けなく思えてしまった・・・・
その事があるまで、Kちゃんはいつもニコニコしているけどクールな面もあったのでちょっと「Kちゃんって冷たいのかな?」って思っていた自分を猛烈に恥じました。
私も人の評判なんて気にせず、やる時はやるヤシになりたいと思います。
続々・胸がスーッとする武勇伝を聞かせてください!
http://life2.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1058789802/
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