私と母の部屋は隣同士なんだが、手元に書くものがなければ私の部屋の引き出しから勝手に持っていき、教科書やノートを開くと、母の走り書き(メモ的なもの)があるのは日常茶飯事だった。
学校で借りた本も、小遣いで買った漫画本も、断りすらなく持っていったり人に貸したりする。
でもどうしようもなく、私のものを勝手に持っていったり使ったりする。
小学生の頃は「それが普通」だったからたまに文句言う程度だったけど、中学生になって、友人の家に遊びに行ったりするうちに「私の母はおかしいんじゃないんだろうか」と思い始めた。
母に「私のものは私に使わせてほしい」と言っても「家のお金で買ったものだから私が使うのは当たり前でしょ」と私が反抗期であるかのように諭してくる。父に相談しても、父は実害がないせいか「母さんの言うことに従いなさい」というばかり。
私の通学用の自転車をスーパーに置き忘れてきたり、下着を兼用しようとしてきて、「これはやばい」と思い本格的に対策をし始めた。
最初は部屋に鍵をつけようとしたんだが、父の大反対に合い、話し合いも空しく却下された。そこで、学校で使うものは学校に置いておき、復習や宿題なども放課後に学校でやってから帰った。
誕生日に鍵付きの金庫を買ってもらい、通帳や金銭類、携帯ゲーム機などはそこで保管した。
幸い友人には恵まれていたので、近所の友人宅に一緒に自転車を置かせてもらったり、金庫に入りきらないゲーム機などは自由に遊んでいいことを条件に友人に預けた(その子の親の了解済み)。
今思うと友人間のトラブルの種になりそうなことばかりだけど、ほんといい友人ばかりで、問題が起こったことは一切なかった。
高校に入り、私と母の体格が似てきたことで、今まで被害がなかった洋服類にも被害が及び始めた。これはクローゼットの取っ手に南京錠をかけることで対処。通学鞄もそこに放り込むようにした。
時々友人が遊びに来たが、みんな私物がほとんどない部屋に驚いていた。
大学進学時には迷わず県外大学を選択、一人暮らしを始めた。
その際に友人に預けていたものを全て引き取ったんだが、一部の漫画本やぬいぐるみ等は持っていくことができず、実家に置いておくことにした。
次に帰省した時、置いて行ったものは大体なくなっていた。
大学卒業後もなんだかんだと理由をつけ、一人暮らしを続行。
離れて暮らしているうちに、「あれ、私の親はそこまで以上じゃなかったかもしれない」と思い始めた。
定期的に私の希望に沿った仕送りをしてくれるし、それなりの距離を保って接してくれる。
「あの頃は私も思春期だったし、思い込みもあったかも」と今まで避けてきた長めの帰省をしてみた。
帰省した翌日に、私のスマホを勝手に持っていこうとするところを目撃し、今までの対策が間違っていなかったことを実感した。
何を書いても構いませんので@生活板 3
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