昔付き合っていた男がパチンカスだった。

とは言っても当時の私はパチンコをする人のことをそれほど嫌だとは思ってなくて、借金したり、仕事ほっぽってやるんじゃなくて気分転換ぐらいなら別にいいと思ってた。

ある日、新しいパチンコ店がオープンになるから付き合えって言われて、なんかオープンしたばかりの店は玉をよく出すからたまにはお前もやれよとか言われて。

でも私、パチンコの仕方とか全然知らないしって言ったらいいからいいからって言われて付いて行った。

最初は彼と並んでやってたけど、彼の方は全然でないので「別の台でやるからおまえはここで打ってろ」って言われた。

えー、一緒に行っちゃ駄目なの？って聞いたら「私の台は良く出てるから確保しとけ」って。
確かに私の台はその後もジャラジャラ玉が出て、気が付いたら私の席の回りを知らない人たちが囲んでた。

確保しとけって言われたけど、なんか怖くなって彼がどこにいるかも分からないし、どうしようどうしようって思ってたら玉を弾いてる感覚はあるのに全然玉が飛んでいかなくなって
あれ？あれ？って思ってたら店員さんが来てそれが「打ち止め」という状態だということが分かった。（つづきます）

玉がいくつもの箱に一杯になって、なんか嬉しくなって係員さんに教えてもらいながら球数を数える機械の方に案内してもらった。私が立ち上がると後ろにいた人たちが私が座っていた席を奪い合っていた。

重いので店員さんがどんどん玉を機械に放り込んでくれてレシートみたいなのが出てきて渡された。

それを持って彼を探しに行ったら、ずいぶん離れたところでやってた。
彼の方は全然出てなくて、玉の残りが少なかったから無くなるのを待ってから「見て～こんなに出たよ～」ってレシート見せながら声を掛けた。

てっきり褒めてもらえると思ったら「おまえなんでここにいるの？」って。

「打ち止めになったから」って覚えたばかりの言葉で説明したら「馬鹿かテメェはああああああ！！」と突然の罵声。

腕をつかんで引っ張って行かれて店を出た途端に突き飛ばされた。
「確保しとけって言ったろうがあああ！！！そんなことも出来ねえのかテメエは！このウスノロがっ！！」

初めて見る彼の姿だった。
打ち止めになっても、席を離れなければ続けてそのまま打てるらしい。

そこで自分に交替してほしかったみたいだけど、そんなこと説明もされてないし、普通知らないでしょ。

そして怖くて震える私の手からレシートを取り上げて店内に戻って行った。
通りすがりのおばあさんが手を貸してくれて「あんた、ああいう男はダメだ。別れなさい」って言われた。

言われるまでもなく、怖くてもう彼と会う気にならなかった。
その日の夜に電話があって「全然出なくてムシャクシャしてたから心にもない事を言ってしまった、すまん、許してくれ」って謝られたけど許す許さないじゃなくて、もう無理だからって断った。

一度でもあんな姿を見てあんな罵倒をされて、それでも付き合い続けたらそっちの方が馬鹿じゃん。
以来、パチンコをする人とは絶対付き合えなくなった。

>>290
パチ以前に突然怒って怒鳴り散らすような奴はDV予備軍
後からロミ電するとこなんて様式美すら漂う
早めに判明してﾖｶﾀｰﾈ

パチンコの打ち止めでいくら換金出来るのか知らないが、
どうせサラリーマンのひと月の稼ぎにも届かないはした金だろうに
そんな小さなマネーを獲得し損ねたぐらいで恋人を罵倒するなんて、
まさにパチンカスだな
博打で儲け損ねて怒る奴ってのは、根っこのところで腐っている人間の屑

昔付き合っていた男がパチンカスだった。

とは言っても当時の私はパチンコをする人のことをそれほど嫌だとは思ってなくて、借金したり、仕事ほっぽってやるんじゃなくて気分転換ぐらいなら別にいいと思ってた。