毎週月曜日の朝礼のときに
脳のトレーニングをしていた。
俺がいた部署は10人ほど社員がおり、
社員たちが持ち回りでなぞなぞ等を
考えてこなければならなかった。
「脳を活性化させて生き生きと仕事をしよう」
ということだったが、
特に出題者は疲労困憊するだけだった。
そしてある女性社員(既婚)に
出題の順番が回ってきた時、
彼女は物凄い問題を出してきた。
今考えても、あれほど衝撃的なことを
言った人は他にいないと思う。
その問題は
「私は結婚しているわけですが、
この会社に好きな人がいます。誰でしょう」
というものだった。
それに対して男性社員の何人かが
自分自身を指さして「答えは…俺!?」
と茶化したりしていたが、
皆その女性社員に引いていたことは間違いない。
彼女は「あなたたちではないです。
実は、今日たまたま会社を休んでる
上司のAさんが好きなんです。
私はAさんと浮気しているわけではなく、
私が一方的に好きなだけ。
Aさんにはこのこと言わないでください」
というようなことを言った。
ちなみにAさんも既婚。
ただでさえ毎週この脳のトレーニングタイムは
皆テンション低めでグダグダになるのに、
その時は史上最高に気まずかったわ。
しかもAさんがいないところで
「Aさんが好き」と告白し、
それをAさんに伝えるな
という展開は意味不明すぎた。
もう誰も茶化すこともできず言葉を失っていたんだが、
告白した当の本人はすがすがしい顔をしていた。
そのうち誰かが、俺たちはどうすればいいのかと訊いた。
そうしたら彼女は
「緊張感をもって見守っていてください」
というようなことを言った。
Aさんに直接好きとは伝えず
他の社員だけに伝えることで、
今後その女性社員とAさんが話をしているときなどに
場が緊張する効果を狙ったらしい
(そのように女性社員が説明していた)。
どこからそんなありがた迷惑な
恋愛スキルアップ情報を仕入れたのか知らないが、
とにかく次の日Aさんが出社した時から
確かに緊張感は生まれていた。
結局、緊張感が生まれただけで
その後は何も進展はなかったようだが、
あの朝礼の時はとんでもない
爆撃問題を落とされたと思ったわ。
正直、あそこまで負担をかけてくる社員は見たことない。
恋は盲目にもほどがあるわ。
その女性は恋すると頓珍漢な方向に爆走しちまうタイプか。
だいたいそんな問題出されたら、脳の活性化どころか脳が酸欠になりそうだな
その女性、最近よく耳にする相談女よりハイレベルだw悪い意味でだぞ。
恋する女性の情熱を仕事に向けさせたら、
その会社に革命起こすぐらい凄いことやってくれそうな気がしてならない。
なんかすごいなw
ちょっと会ってみたい気もする
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験3度目
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1409295670/
コメント