ウトメとの関係は良好で、結婚二年目に義実家の隣の敷地が売りに出されたので、そこを買って家を建てた。超近距離だけど、お互いに日々の生活には干渉せずに過ごしている。
料理は私とトメさんで準備するんだけど、手巻寿司とか、ホットプレートで焼肉とか、冬なら鍋とか、簡単なものが多い。
私もトメさんも普段の食事は手早く簡単にがモットーなので、便利器具はガンガン使うし、鍋の素とか市販のルーやドレッシングも利用しまくってる。
ある日、その食事の日に、義弟が突然彼女を連れて来た。
急だったので驚いたけど、あらまあいらっしゃいませどうぞどうぞと招き入れ、私とトメさんはキッチンで食事の相談。
その日は炊き込みご飯と野菜中心の副菜数品の予定だったけど、お客様も来た事だし、私とトメさんとで一品ずつありあわせで追加しようという運びになった。私は鶏ごぼうの汁物、トメさんはハムを使った青椒肉絲もどき(某料理マンガで紹介されてた。旦那や義弟の好物)
キッチンでガチャガチャしてたら、義弟彼女が「お手伝いします」とやって来た。
でも、お客様だし、そう手間がかかるものを作るわけじゃないし、座ってゆっくりしてて下さいと断ったんだけど、是非にとおっしゃる。
旦那が洗い物とかお運びとかしてくれるし、ほんとに手伝ってもらうような事はなかったけどトメさんが「じゃあ長男君(旦那)が洗った食器を拭いて棚に戻してもらっていい? 場所は長男君に聞いてね。ごめんなさいね手伝ってもらっちゃって」と。
義弟彼女はそのとおりにしていたんだけど、追加の料理をしている私やトメさんをチラチラ見ては何度も「え?」と驚いた様子で、やがて焦れたように言った。
鶏挽き肉と生姜とネギと調味料をガーっとフードプロセッサーで混ぜた私に
「え、包丁で叩いて混ぜ合わせるんじゃないんですか?」
ごぼうのささがきをピーラーでやってる私に
「え、普通包丁でやりますよね?」
いりこだしの素と鶏がらスープの素を合わせた私に
「え、出汁をとらないんですか?」
ハムやピーマンなんかを調理バサミでさくさく切るトメさんに
「え、包丁を使えないわけじゃないんですよね?」
筍の水煮を開封しようとしているトメさんに
「え、筍の旬って春ですよね??」
挙句にテフロン加工のフライパンで青椒肉絲もどきを作り始めたトメさんに
「え、鉄の鍋じゃないんだ…」
手抜きなのは認めるけど、そもそも身内の集まりだし、急に大人が一人増えたから、ありあわせで二品追加してるわけです。
我ながらトメトメしいかなと思うけど、突然やって来て台所に入って、断ったのに手伝いたいと言っといて、ダメ出しかいと。
私もトメさんも「うちではこうなのよー。ごめんなさいねお客様がいらしてるのに」とかわしたけど、私は内心カチムカ。
じゃあ食べましょうってなって、あれこれ食べた義弟彼女が「あれ?意外と美味しい」といちいち言うのもカチムカ。
そんな義弟彼女がやがて義弟嫁になり、メシマズ+ダラ+育児放棄+不倫の挙句に離婚。
初対面から2年弱の間の出来事。
何がスレタイって、そんな女と復縁したいと言い出した義弟。
見た目が好みすぎるんだってさ。あほくさ。
オチが凄いわw
その神経がわからん!その4
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1416485602/
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