俺んちは父と死別でAんちは離婚だが、母同士が知り合いなこともあり仲良くしていた。
ただし住所が少し離れており、学校や塾は別だった。
そんな俺たちもアラフォーになり遅ればせながら結婚。
夫婦ぐるみで付き合いするようになった。
俺嫁とA嫁も二人で遊ぶ等、仲良くしていた。
A嫁がAと離婚したがっているという話だった。俺仰天。
AはA嫁を事あるごとに母親と比べていたらしい。
「母さんはもっと頑張ってた」
「母さんはもっと働き者だった」
ととにかく「A母並みに頑張れ、働け」と無理強いした。
A母は夜勤込みで働いて、家事して、Aの世話もキッチリして、塾の送迎もして…と確かに働き者だった。
俺母はヒラだったがA母は婦長だったから稼ぎも相当良かったはず。
失礼だが見るからに頑丈そうな人で、実際病気してる所なんて見たことなかった。
A夫婦も俺んちも共働き。
A嫁にしちゃ「両方働いてるんだから権利も同等」という考えで結婚したが
Aは「なんで俺が皿並べなくちゃならない?なんで俺が布団敷かなきゃならない?母さんはやってくれた!母さんはもっとハードな仕事して夜勤もして、でも俺に家事させたりしなかった!A嫁は怠け者!」とキレてしまって話にならない。
俺としてはいくら親しくても夫婦の事に口出ししたくなかった。
だから嫁から話を聞くだけに留め、Aには何も言わなかった。
俺嫁もそれでいいと言った。
しかし結局巻き込まれた。
俺夫婦は口出ししないという約束で立ち会った。
立ち会ったはいいが平行線。
3時間話したがAは「女なら母と同じように出来るはず」
A嫁「女が全部同じ体力のはずがない。私には無理」
これは離婚しかないという結論になった所でAが俺夫婦に八つ当たりしてきた。
「なんでお前らは離婚しないんだ。俺とお前で何が違うんだ」と怒鳴るA。
口出ししないという約束だったがしょうがなく会話解禁にして、
俺「だって俺家事も送迎もするし。小学生の頃から家事してたから苦じゃない。塾は自転車で行ってたし免許とってからは俺が母の送迎してたから、自分がしてもらうのが当たり前って感覚がない」
A「嘘つけ、家事してたなんて聞いたことない」
俺「中高生の時はカッコつけてるから自分から「家事してます」なんて言わなかっただけ。18過ぎたら自分で自分の事するのは当然だからわざわざ言わん。お前は母親が何でもしてくれたって言うけどそれってお前が何も手伝いしなかったから、おばさんが何でもしないとならんかっただけだろう」
なぜかA嫁が泣き出す。
「母さんは苦労した、母さんは苦労した、って言うけど、ならなんでアンタ(A)何も手伝いしなかったの。義母さんが苦労してるの知っててなんで黙って世話させてたの。アンタのそういう所が嫌い」
A黙る。
A嫁が泣きすぎて過呼吸っぽくなったので俺嫁が保護し、解散した。
その夜A嫁はうちに泊まり、翌日実家に帰った。
まだ離婚はしておらず別居状態だが、Aと俺と道が分かれた気がして若干寂しく、
俺家が平和な事に若干でなくほっとしている。
Aとあなたの道は初めから違ったんだよ…
あなたは子供の頃から頑張ったね、えらいよ
しょっちゅう似たような報告くるじゃん
成人超えたら自分の事くらい自分でやりなさい
多様な価値観があってもいいけど
やってもらうのが当たり前ってなったら人間として終わりだと思う
感謝できないってことだしね
当たり前に家事育児を押し付ける男も当然のように彼氏に奢らせる女も
似たようなものを感じる
赤の他人から何かしてもらったら感謝の気持ちを持ちましょう
今までにあった修羅場を語れ【その15】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1449134532/
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