新郎(俺友人)に「スタッフの手伝いをしてあげて」と言われた。スタッフが一番驚いていたよ

高校の頃からつるんでいた友人の結婚式
まずしょっぱなから
「今度俺の結婚式があるんだけど来れるんなら来てもいいよ」
という言葉で５人の内２人が
「行きたくもない」
と言って脱落

「言い方はむかつくけど長い付き合いだから」
と俺と他２名は行く事にした

何をするかは当日になれば分かるといわれたのでちょっとした手伝いだと思った 
今にして思えばもっとよく聞いておけばよかった 

で結婚式場まで４時間車を走らせ着いたと連絡すると
建物の一室に来てくれといわれた 
そしてウエディングスタッフと話をしている友人を見つけ
祝いの言葉を言った後何を手伝えばいいのかと聞くと 
「スタッフの人の手伝いをしてあげて」 
というではないか 

俺もいっしょに来てた友人も驚いたがウエディングスタッフが一番驚いてたよ 
「当ホテルのウエディングスタッフで十二分に対応できますのでご友人の方は客席で祝福してください」 といって手伝いを辞退した。当たり前の話だよな

またもウェディングスタッフが一番驚くが 
「机も余分にありますし、料理でしたらまだ間に合います」 
さすがは県内有数の高級ホテル。
万全すぎて頼もしいぐらいだ 

「それってお金かかるの？かかるんならやめたいんですけど」 
この言葉で一緒に来てた友人１名が 
「ゲーセンで時間つぶすから帰る頃になったら連絡くれ」 
といって脱落 

その後口論になったが時間が無いために結局、ホテルが格安で料理なし飲み物ありの席を用意してくれる事となった 

普段温厚な友人が 
「これ以上アイツがバカな事やったらさっさと帰ろうぜ」 
としきりに騒いでいた 

そして結婚披露宴が始まった 
新婦はかなりの美人だったのが以外だった 

俺はあそこまでイカレた友人の仕事仲間は
どんな奴なのかと思って聞きに回ったが 
「何で俺達が呼ばれたか分からない」 
「一緒に仕事をしてるけど殆ど喋ったことが無い」 

スピーチをした上司に至っては 
「これを機に変わってもらいたい。というか変わってくれなければクビにしなければならない」 とまで言っていた 

高砂の新婦は友達に囲まれてたが新郎だけぽつぽつと来るおじさんおばさんに酒を注がれ直ぐに帰られている姿を見てたときとてもむなしくなった 

余興なし二次会なしだったので直ぐに車で帰ってきた 
ホンとに祝う人がいたのか疑問な結婚式でした