私が高校に上がってすぐくらいの時、父が職場の部下を家につれてきた。
見た目は平均的なおじさん。当時35歳くらいだったのかな?
ちょうど日曜で私も家にいたので、母に命じられてお茶とお菓子を出して、挨拶だけしてそのまますぐ引っ込んだ。
そしたら次の週の日曜日に、その人がまた家に尋ねにきたけど、両親にものすごい形相で絶対に出てくるなと言われた。
言われた通り部屋に引っ込んでいたら、玄関先で部下の人が騒ぐ声が聞こえて、しばらくしたら警察の人が来てその人を連れて行った。
父が「何の事か分からない」と返すと「会わせたのは結婚させたいからだろう、目が合ったからお嬢さんが自分に一目惚れしたのが分かった」と言う部下。
「そんなつもりではない」と何度言っても、部下は「普通は娘にお茶を出させない、娘の気持ちを踏みにじるのか」と息巻き、上に書いたように日曜日に我が家にアポ無しで勝手に突撃してきた…とのことだった。花束まで持っていたらしい。
突撃してきた時も、部屋にいる私に向かって「一緒に逃げよう!親の言いなりになってはいけない!」と叫んでいたとのこと。(警察を呼んだのは母だった)
それで、その後医師の診断を受けて、部下の人は統合失調症であることが発覚したらしい。
(父は家に招くまでは部下を特に異常だと感じなかったらしいけど、家で話した時からちょっとおかしいなと思い始めたとのこと)
その人は会社で「○○さんのお嬢さんと相思相愛だったが、○○さんに邪魔された。お嬢さんには可哀想なことをした」と言いふらしていたらしいけど、すぐ病気が原因で退職して、田舎に帰って入院することになったので、誰も信じなかったというのが救い。
ちなみに私は惚れてもらえるような美人でも何でもない、その辺にいるような女子高生だった。
病気って怖いなと感じた体験でした。
無事で何よりです。下手したら犯罪に巻き込まれてたかも…。と守ってもらえて良かったね。糖質って想像以上に厄介なんだな。
終わったあと学校の制服で買い物してたら常連さんに挨拶されて、笑顔で返して一言二言話したら、
ストーカーまがいのことされて困った
チーフも真面目に取り合ってくれなくて辞めたけど
とにかく何を言っても自分の都合のいいように解釈されてしまうんだよね。
他にも、その人は最後の方は父に対して「自分はアメリカの有名な学者に目を掛けられている天才である」「天才過ぎてFBIに狙われている」「東大卒の美人女医とモデルとハリウッド女優に求婚されている」という内容のものすごい長文メールを送りつけてくるようになっていたよ…
その求婚してくる女性たちは、テレビに映った時に、自分にしか分からないサインを出して求愛してくるらしい…(??)
中には既婚者の女優さんの名前もあったけど、それについては「偽装結婚で彼女は本当は僕を愛している」と書かれていたり。
興味本位で見たけど、文章は読みやすいししっかりしてるのに、書いていることが支離滅裂の上妄想炸裂でゾッとした。
田舎に戻ってくれたけど、家を知られてるからしばらくはまた来るんじゃないかと思って少し怖かったよ。当時建てたばかりの一軒家だったから、流石に引っ越す訳にもいかなかったし…
その部下の人の母親が「責任を持って監督しますので…」と言ってくれたのを信じています。
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その13
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