隣近所は親族だらけ、熊鹿猿猪なんでもござれ、乗合バスは手を上げればどこでも停まってくれるけど2時間に1本しかない。
こんなとこだから若い人間はみんな中学を卒業したら出て行くし(小中学校までは集落から山超えて2時間半、高校は無いから都会に出ざるを得ない)、とにかく集落生まれの人間ですら住みにく過ぎて忌み嫌うような場所なんだ。
ジジババ世代も「私らですら住みにくいと感じる朽ち果てるだけの場所に帰れとは言えん。」と、帰ってこいと言う人ももういない。
そんな集落がざわついてる。
なんでも、従兄弟が結婚したらしいんだがその嫁さんが集落に住みたいと言ってるらしい。
聞くところによると、嫁さんは東京生まれ東京育ちの生粋の都会人。
家庭菜園が趣味だそうで、集落で畑を耕したり山で山菜を採ったりして自給自足の生活をしたいそうだ。
従兄弟や従兄弟両親、親族一同で「あそこはそんな楽しいとこじゃない。うん十年と住んでる人間すら辛いとこだ。」と宥めてるが話が通じない。
ならば仕方ないと、お試しで3日間従兄弟と嫁さんで集落に戻ったら嫁さんの想像を遥かに凌駕していたそうで現在離婚の二文字が飛び交ってるらしい。
なんなのあの嫁さん。
お試しなんだから都会に帰ればように良かろうに
それに周りの皆がそこまで言うのだから嫁いびり的なこともされなかったはずだ
「え!?嫁さんの希望でお試ししたのに!?」みたいなw
3日間のお試しが終わって都会にある自宅に戻ったらしいんだけどあまりにも集落での生活が過酷過ぎたようで、なんか精神的に異常をきたしてしまって嫁さんが離婚離婚ってなってるんだとさ。
まぁ人生で一度も田舎くさいとこで暮らした事のない人間からしたら、「この平成の時代にこんなとこあんのか!?」ってなってしまうのはわからんでもないけどなぁ…。
話聞いたらそんな感じっぽい。
テレビとかでたまに出てくる「Iターンで楽しく穏やかな田舎暮らし!」的な場所を思い描いてたんだと。
ああいうとこって田舎田舎って言われつつも、他所から人に来てもらえるようにきちんと市や町が道路や生活設備を整備をしたり、場所も田舎暮らしに憧れる田舎初心者が住みやすいとこに区画が作られてるんだよ。
うちの集落はそんなオシャレ田舎じゃなくただの限界集落。
集落自体も山の中に位置してたりおそらくあと何年もしないうちに消えて無くなりそうなとこだから、そんなとこをお役所が莫大な金をかけてあーだこーだしてくれる訳もない。
そんなほぼ見捨てられたような土地に田舎初心者が住まうってのは不可能な話だわ。
どっちかっつーと有責は嫁なんだし、今のうちに従兄弟は逃げたほうがいいと思うけど
どう考えても地雷女で、限界集落のおかげで本性わかったんだし
今逃げなきゃ従兄弟は一生を棒に振る
つか子供が生まれたら心底可哀想なので、その前に逃げろ
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その18
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1492506922/
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