震災絡みで恩を仇で返されてる方って割といるんだなぁと思った。
うちの場合は、大きな被害?ではないけど大きな失望を味わった。
私は震災の影響のなかった地方に住んでいるんだが、義兄嫁の妹夫婦(A夫妻とする)が被災して家を流された。
A夫の勤務先も流され、結果失業。A妻のパート先も同様。子供はいない。
私と義兄嫁(同県内住み)との関係は割と良くて、同い年と言う事もあり<相談>ではないが<妹夫婦のことが心配で、こちらに呼び寄せようと思っている>という話を聞いていた。
A夫の再就職先は義兄が紹介することになってたし、A妻のパートもこちらならいくらでもあるから3年あればそれなりに生活出来るようになるだろうと言う事で。
もちろん契約書もちゃんと交わした。
3年間という期間も明記してあるし、家賃としては5000円/月だけ頂くこと。
普通の賃貸契約と同様の内容で、違うのはその賃貸期間と家賃ぐらい。
家賃は事情が事情だから無料でも良かったんだけど、借家であるという意識を忘れないでもらう意味で5000円に設定したが全然支払って貰えず、でも催促はしなかった。
仕事に慣れて落ち着いたらでいいよって、やっぱり被災者にあまり強くは請求できなかったし。
一年ぐらい経って、グアムに行ったらしいと聞いて、少しは落ち着いてきたのかなと思ったが相変わらず家賃の支払いはなく、そうこうしてるうちに沖縄にダイビングに行ったと聞いた。
友達に勧められて夫婦でダイビングを始めてハマってしまったらしい。
そしてある日義兄嫁から「私ちゃん、うちの妹、ちゃんと家賃払ってる?」って聞いてきたので事実のままを伝えたら平謝りされて代わりに今までのぶんまとめて払うって言われたんだけど義兄嫁さんが払う筋のものじゃないし、こちらも形上の家賃であってあまり拘っていなかった。
2ch的には餌付け乙とか言われるんだろうけど、あの頃は現実的に被災者に対してましてや空家だったものを身内に貸すのにお金をくれとは言えない空気は確かにあったんだよ。
で、丸3年がくる半年前に「約束の期間が近付いてるけど、この後のことは考えているのか」と聞いてみた。
その時に「ではとりあえず延滞してる分だけ支払って欲しい。それから考えましょう」と言ったら「取り壊し寸前のボロ屋を貸して被災者からお金を取ろうってどういう神経だ」って言われたわ。
別に取り壊す予定などなかったし、そこまでボロ屋でもない空家だった。
自分で住むなら別段このままでもいいけど、人に貸すなら壁紙を張り直した方がとかキッチン回りも今風にした方がとか、その程度のリフォームが必要かなと思った程度。
そりゃあA夫妻の流された家に比べたら古いけどさ。
でも何より、互いに納得して契約書を交わして住み始めたわけでしょ。
それで「分かりました。これまでの家賃は結構ですから期間が過ぎたら退去願います。うちも予定通り工事に入りますから家財道具出してもらわないと困りますので」って言った。
リフォームなんて工事のうちに入らないんだけど、なんか勘違いしてるからそのままにして
大袈裟に工事って言葉を使った。
そしたら義兄嫁に相談に行ったらしいけど、義兄嫁は義兄嫁で別のことで立腹してて門前払いしたらしい。
なんでも義兄嫁のあまり使ってなかったクレカをいつの間にか抜き取ってかなり使い込んでたとか。
それに気付いた時に、上に書いた「ちゃんと払ってるか」って聞いてきたらしいんだよね。
妹可愛さから色々援助してきたのに、昔はあんな子じゃなかったのに、って相当ショック受けてた。
他にも何かあったらしくて、それは話して貰ってないけどかなりヘビーな事っぽい。
うちはうちでこれまでの家賃要らないから出てってくれって。
義兄嫁は義兄嫁で妹とは縁を切ったらしい。
被災したことは本当に気の毒だと思うし、だからこそ何か協力出来ることはないかと思ったんだけど結果こんなふうに恩を仇で返されてガッカリというかなんというか。
もちろん殆どの人が真面目に受け止めてるわけで、こういう人の方がレアなんだと分かってるけど今思い出しても脱力してしまうわ。
ちなみに、貸してた家はビックリするぐらいヤニだらけでした。
壁紙変えるぐらいじゃ臭いが取れないぐらい。
グアムに行ったり沖縄にダイビングに行ってる時点で大概だが
>「取り壊し寸前のボロ屋を貸して被災者からお金を取ろうってどういう神経だ」
借りておきながら、こういう態度はありえないな
それが嫌なら、遊びに行く金をそのまま貯金して、新しい住処を用意する資金にするべきだ
いつまでも他人の好意に甘えておきながら、何か言われると「被災者に対して~」とか言うとは…
こういうのがいわゆる「被災者様」なんだろうな
4年も経って遊びにも行ける人間のどこが被災者なんだ。
未だにどうにもならなくて仮設住まいの人達だっているというのに。
うちも経験あるわ。
仲の良かった従姉が嫁ぎ先で被災して、食料品とかお水とかお米とか送ってあげてた。
隔週で3ヶ月ほど、新品のタオルや風邪薬なんかも。
うちも決して裕福じゃなかったんだけど、困ってるなら助けてやれって言ってくれたのは夫。
その夫が車に撥ねられてICUに。
それですっかり従姉のことが頭から飛んでしまった。
夫が退院してリハビリに励んでた頃に電話がかかってきて「もう忘れちゃったんでしょ」って言われて
謝ってこっちの事情を話したら「リハビリとかある意味贅沢な悩みよね」って言われて
「なにそれ?どういう意味?失礼じゃない?」って怒った。
そしたら「リハビリできる環境ってのが贅沢だって話!」って一方的にガチャ切りされた。
未だに意味が分からない。
なんかもう「助けてやれ」って言ってくれた夫に申し訳なくて泣いたよ。
だいぶ経ってから親戚筋から聞いた話で、色々送った時は嫁ぎ先の家族から感謝されてたらしいけど送って来なくなってからは、その反動のように嫌味を言われてたみたい。
それは気の毒だと思うし、私もちゃんとすぐに事情を連絡すればよかったんだろうけど
あの時は本当に夫が死んだらどうしようって不安でそれしか頭になかった。
こういう愚痴ってさ、リアルでは本当にこぼせないのよ。
大きな災害だったから自分より不幸な人はこの世にいないって思い込んじゃうのかね
あの災害の中で他人への思いやりなんかすっ飛んでしまったのかも知れないけど
こういう時って人間性が出るね。
旦那さんは無事に回復したんでしょうか。お大事に
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その9
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