プロポーズしてきた彼氏、ウシジマくんの登場人物みたいなクズだったなと思う

彼氏は大学の同級生だったけれど、単位落としまくりで2回生の時点で既にストレートで卒業は難しそう。

心の中で(学生or大学中退でどうやって生計立てるつもり？)とモヤッたが、初めての彼氏だったし好きなところもあったのでどうしていいか分からず、ありがとう～位で流してしまった。

クローゼットに隠れると、玄関の方で複数の男の声がした。彼氏はそれに対応し、ゆうに1～2時間話し込んでいた。

男達の声は罵声や怒声じゃなかったけど、淡々とした話し方で彼氏に迫っていて、彼氏はひたすら謝っていた。会話の細部が聴こえなくても尋常じゃ無い話し合いだと分かる異様な空気だった。

話を補完すると、彼氏が雀荘で知り合った鉄砲玉と意気投合してお小遣い稼ぎをした(詳しくは書けない)。
しかし鉄砲玉はそのお小遣い稼ぎの一貫で、所属する組織に経済的損失を与えた。それを彼氏が弁償しろ、という話だった。

これ、今出てったら泡に沈められるかな？さっきのプロポーズってもしかして名前を変えたり私自身を利用して小遣い稼ぎするためかな？とヒヤヒヤ焦れる時間だった。
クズと付き合うと寿命縮むね。

私は男達に見つからないようやり過ごして、彼氏は警察や親に相談を拒んだ。
しかし私は借金を肩がわりする気は無い。
なので、彼氏をサポートし学業放棄するレベルで昼夜肉体労働系バイトに行かせた。

私がしたのは複数のバイト探して組み合わせて、朝は叩き起こしてお弁当を持たせて、夜は皿洗いと洗濯物を代行しただけ。お金は出さない。

結果、彼氏は半年かからない位で完済していたよ。
大学の単位は全く取れなくて中退したけど。

完済後再度「私子ちゃんのおかげだ」とプロポーズされたけどハッキリ断った。
彼氏、中退したのを彼氏親に「私子ちゃんの体調悪くてその看病が必要で授業に行けなかった」と虚偽の説明していたので。

更に大学の同級生達にも「祖母が危篤で……でも新幹線代が払えないから死に目に会えない」と涙ながらに嘘の相談してお金を集めていたことが発覚。そして別れた。

大学卒業後、就職したら彼氏親と仕事上の繋がりができた。
彼氏親、何が何でも私を避けるので直接聞いたことはないけれど仕事上の共通の知り合いから聞く限り、彼氏(元彼)は中退から10年近く経つ今もまともな職歴も無くトラブルを起こしては社会的信用と金を失っているので、彼氏親はその補てんに忙しく、定年過ぎてものんびり出来ないと嘆いているみたい。

本当にウシジマくんの登場人物みたいなクズだなと思う。見ている分には破天荒で面白いけれど、私の人生には二度と登場して欲しくない。