彼は「俺が言えば顔も改造する下僕女」と認識したらしい

私は昔の事故が原因で鼻が潰れ、幼児のようなぺちゃんこ鼻だった(鷲鼻っぽいというかコアラの鼻みたいというか。

奇○というほどではないが横から見ると鼻先の尖りがなく前から見るとでかい)なもんで他パーツとのバランスがものすごく悪く不細工とは次元の違うブスだったが高校大学と一緒だった彼ができた。

道端で「これが整形女ｗ」的な目線を受けもう駄目だ、ここで別れ告げて帰ろうか、でもそれ痛くね？とぐるぐるしていたところに男の一人から「…やっぱり○ちゃん？」と声を掛けられた。

知らない男だと思っていたら色々話し掛けられ、どうやら姉の幼なじみだと知った。曰く、鼻を治した私は姉にそっくりだと言っていた。

私の幼なじみでもあるらしいが、私に事故前後の記憶が一部ないらしくその場では最後まで分からなかったんだけど。

事故の際に母が亡くなったんだけど、その時中学生(幼なじみという男は姉の同級生)だった姉は半ば無理矢理「男に女子二人なんて無理だ、両方引き取ってやる！」と母方の親戚に取られたと父には聞いた。

当時父は単身赴任の身で姉は引っ越さなければならないのが嫌で、(だからといって親戚の家も嫌だったらしいが)母名義の家がある場所から動きたくないと言い引き取らせたわけではないが結果的に一人暮らし。

普通に高校に行かせようと連絡を取った時に親戚に拒絶され、父が姉に会えたのは父が了承もしていないのに結婚で名字が変わりお金は送金していたのに高校に行った形跡もない姉の遺影だったと後で聞いた。

でその後姉の墓参りとかの話で二人で盛り上がったような状態になっていると、いきなり彼が「キモッ！」と一言。

振り返ると「死人顔に整形したのかお前…キモすぎ。美人だった(そういう話はしてない)お姉ちゃんになりた～いってか？うわぁ…」

こっちがうわぁだ。

ぽかんとしていた他の男たちは彼の台詞で一気に私側につき彼を言葉でボコる。

「お前の勘違いだしｗｗｗ」
「風呂で稼がせてるってのも嘘だろ？お前ビンボーだし」

何と私を置いて「チッ」とか言いながら彼は逃げた(笑)

その後私は幼なじみと食事、私が覚えていない知識がたくさん出てきてその夜父に報告して謝られてと色々あって、総合すると「今日一日はいい日だった」って感じだったのに彼からメール。

「あいつ(幼なじみ)、お前に一目惚れでもしたのか？ないことないこと言ってお前助けたもんな(ﾜﾗﾜﾗ)あの後二人でどっか行ったんだろ？×(多分男たちの一人)に聞いたよ。ヤッた？整形ビ○チだもんなｗま、俺もうお前とかいらねーしｗ連絡してくんなよｗ」

…のような(消去したので朧気)メールが来て、即着信もメールも拒否。

ちょうど良く大学で開催された飲み会で彼の暴虐さを大暴露。その場では殆どが中立～私寄りになった。実際は分からない。

それから彼がどうしたかは学部が違いよく分からないけど、四年になる頃には全く姿を見なくなった。でも退学したとも聞いてない。

そんな話でした。長くてごめん。

高校にさえ行かせてもらっていない
親の知らないうちに結婚していた（させられた？）
しかも死んでからやっと連絡が…って

何とかできなかったのかな