私には中学時代からつきあっていた彼氏がいて、大学で離れてしまったがお付き合いは続行していた。あちらのご両親とも親しかったし、このまま結婚するんだろうなと思っていた。
しかし大学の部に入った途端彼が豹変した。
彼は中学時代からある武道の部活をやっていて、大学でもその武道の部に入ったのだが中高校とはだいぶ雰囲気の違う部だったらしい。
当時の私はその豹変ぶりにアワアワするしかなく、そのうちきっともとの優しい彼に戻ってくれると思っていた。
はいはいと受け流していれば嵐は過ぎ去ったので、おとなしくしていたら彼は戻るどころかますます図に乗り、暴力までふるうようになった。
そして大学の友達に「彼氏がひどい、殴られた、こんなことも言われた」とぐちぐち愚痴る愚痴マシーンにもなっていた。
まわりの友達はいい人揃いで、愚痴のたび慰めてくれ「別れなよ」とアドバイスをくれたが私はやはりデモデモダッテ。
そんなこんなで一年が過ぎた。
私の「DV彼氏がこんなにひどい」の愚痴の途中で
「こういう人ってさ、結局「カワイソーカワイソー」って言ってもらいたいだけなんだよね」
と、突然Aが隣の友達に言った。
友達は「ちょ、やめなよ」と止めるがAはかまわず
「奴隷の鎖自慢じゃん」
「カワイソーって言われるのが気持ちいいんでしょ?うっざ」
「かまってちゃんきもい」
「好きでそのクズ男にくっついてんだろ?だったら愚痴るな」
とすごい早口で言った。
その瞬間、私はパーーーっと目の前が光ったみたいになった。
ああそうか、今のわたしかっこ悪いんだ、こんなにみじめなんだ!ってやっと気づいた。
同情の視線じゃなく、Aの露骨なさげすみの目で見られたことで
「私、こんな目で見られるような生き物に成り下がってるんだ!」
って理解できた。
今でもあの瞬間のスッキリ感は忘れない。
ロミオメールではなく罵倒メールが一年間ほど届いたが、憑き物が落ちたように彼が怖くなくなっていたので、放置した。
そのうちメールがやみ、大学卒業。
私は県外に就職し、彼氏もできて平和な暮らしを楽しんでいた。
ある夏、実家に帰省したら元私の部屋に置きっぱなしの学習机に元彼からの手紙が乗っていた。
親が言うには「ちょっと前に届いたんで、とりあえず置いといた」と。
迷ったがいちおう読んでみた。
「あの頃の俺はどうかしてた」
「生まれ変わった俺を見て」
と書いてあったが
最後が
「また俺に尽くして下さい」
だったので破って捨てようかとも思った。
でもやめて、その箇所を赤マルで囲って「ヤダ」と書いて彼の実家にFAXしておいた。
あとでうちの実家に元彼親から謝罪の電話があったらしいが、興味ないので聞き流した。
ちなみにAにはその後、礼を言いに行った。
Aは「私こそむしゃくしゃしてて、やつあたりしてごめん」と謝ってくれた。
その後何度か遊んだが、いい人でした。
うーん、なんか…
Aはいい奴なのか否か…
ちょっと2ch脳になってた臭いけど。
AはAで面と向かって礼を言われて
2ch発言をリアルでしたことに気づいたかもしれないね。
かまってちゃんなんて知らなかったら通じないだろう。
ハッキリと言われてハッと目が覚める>>485も素直でいい。
本当の構ってちゃんならAに「酷い!」と言い出す。
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験1
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