昔付き合っていた男が極度の照れ屋だった

しかし理由を聞かねば。恥ずかしいのか？ならば明かりを落としてやろう。そう思った。 

「…何でそこからタオル巻いてるの……」 
「俺、胸毛生えてるんだ…毛深いから恥ずかしい。」 

つーか、腕毛とかすね毛が濃いから知ってるよ… 

そうは思ったけど、そのままの格好で事は進んでしまい 
いざ合体って時に、巻かれたタオルの間から覗くアレが、居酒屋の暖簾をわけて 
「よっ、大将！今日はやってる？」 
みたいなことを言ってるオヤジに見えてきて腹立たしいので 
タオルをはぎ取ってやったら、きゃあああああって叫ばれたから一週間後別れた。

別れるまでの一週間、何をしていたかと言いますと… 

彼のそのイメージを拭い去って、また同じように付き合いを続けていけるよう自分の為の修行期間だと思って頑張って彼と会っていましたが無駄な努力に終わりました。頭にあのイメージがちらついて離れなかった。 

他に特に嫌なところもなかったけど、生理的に無理でしたね。