ママ友グループで貸し借りしてたマンガ、いつの間にかすべて1人のママの元へ集まっていた

近所のママ友数人の間で漫画の廻し読みが流行ってて、私も数作（全部で20冊位）貸出してました。もちろん他のママから借りて読んだりもして。
ところが・・・返ってこない。

で、一番親しい人（Ａさん）に「全然戻ってこないけどさあ、今どこで停まってるんだろうね～」と軽いノリで話したら、「私も一冊も戻ってきてないよ。自分が借りたのは全部次へ廻したけど。」 

まだその時点では、仲間の誰かの家に積み上げられているんだろうという認識しかなかったんですが・・・ 

一週間位経ってから、Ａさんから電話があり、「ひょっとしたら、廻し読みした全ての本がＢさんとこにあるかもしれない」と言われました。 

Ａさんが他の二人の人にあった時にさりげなく聞いたところ、うちのもない、でも廻ってきたのは次に廻した、という話になり、一年以上前のことなので廻した順番があやふやになりかけていて、推測になってしまうと怖いから、と紙に書き出してつき合わせてみると、本が最終的にＢさんのところから戻ってきていない、ということがわかりました。 

決め手は、Ｃさんが、Ｂさんから廻ってきた私の本を、「もう一度読みたいから、Ｋさんに（私）戻す前にもう一度廻して欲しい。」と言ってきた事を明確に覚えていたことでした。 

最初は当然、「知らない」「ちゃんと次に廻した」「うちにも一冊もない」「人を泥棒呼ばわりするの？！」の繰り返し＆号泣で、私を含めた4人の方が濡れ衣を着せた悪者、という雰囲気になりかけたのですが、 

Ｃさんが、「ヤフオクで売ったでしょ？子供の名前もじってるからＩＤわかってるよ。」と言い出すと 途端にしどろもどろになりました。 

Ｃさんが「ＰＣ電源入れるね。みんなにも見てもらうから」と言って電源を入れ、ヤフオクの履歴を見ると・・ 

Ａさんの分数冊を除いて、全て出品されていました。 
もう開いた口も塞がらず、全員沈黙・・・ 

Ｂさんの「ごめんなさい」とか「出来心で・・・」とかすすり泣きの声すらも演技じゃないかと思えてきて、4人とも白けきってしまいました。 

でもそこから先もすごくて、本来なら新品を買って弁償か、本の代金で弁済するのが当然だと思うのですが、落札金額を返すとか、落札者から返却してもらうとか、ブックオフで買ってくるとか、訳のわからないことを言い出す始末。 

「だって、みんなが読んだ時点で中古でしょ？」って・・・何考えてるんだ？ 

中でも、Ａさんの分の数冊はヤフオクで値がつかないだろうとブックオフで10円で買い取ってもらったと言い、「だって、受け取った金額がたったこれだけなのに、新品で返したら私が損するから・・・」 

とうとうＣさんが再びブチ切れて、新品もしくは本の代金全額で弁償すること、それすらできないなら警察へ届ける、という結論で落ち着きました。 

4人でＢさんの家に押しかける前は、ヤフオクの話などは一切出ていなかったので、Ｃさんが急にそのことを言い出したことに、私を含めた三人が「なぜ隠し玉があるのを教えてくれなかったのか？」と聞いたところ、

Ｃさんは「ごめん、当てずっぽうに言ったの。図星だったから良かったけど、すごい冷や汗かいた」というのでびっくり。 

ＣさんはＢさんがヤフオクをやっていたり、ＩＤが子供の名前をもじったものを使ってるのはずっと以前にＢさんから聞いて知っていたそうです。 

「反応見るつもりで言ったら図星って感じだったもんね。ログアウトしないままだったから、すぐに確認できたし、怪我の功名だったけど、もしログアウトしてたら、ログインしろってことになってまた一揉めするんじゃないかと思って､本当に心臓バクバクしてたんだよ～」 

人の物を勝手に転売するＢさんもすごいと思いましたが、 
Ｃさんのこともちょっと怖い、と思いました。 

度胸もすごいな、と思いました。
ヤフオクで本当に売ってたから事実も判ったけど、全部ブックオフに売り払ってたら、証拠も何も残らなかっただろうし・・・ 

もちろん、Ｃさんには感謝してますよ。
私だけだったら、絶対泣き寝入りですから。