おーぷん 2014/07/05(土)16:41:06 ID:???
短く纏められなくてすまん。
当時俺は朝刊の配達のバイトをしてたんだが、
配達担当の中に、結構でかい一戸建てに
ひとりで住んでるばあさんがいた。
その人がバイト先の販売店の店主の知り合いで
店の方から気を付けてやってくれみたいなことは言われてた。
ある日、いつものように配達に行ったら新聞受けの中に前日の朝刊と夕刊が入ったままだった。
普通に旅行でも行ってるのかなと思ったけど、そういえば・・・と店主の言葉を思い出して背伸びして家の方を見てみたら、電気が一部屋点いていた。
それでインターホンを鳴らしてみたけど返答はない。
どうしようかなと思ったけど、緊急事態だったら早い方がいいハズだしと思って灯りが点いてる部屋の方へ庭に入って行ったんだ。
窓から中を覗いたら奥の襖からばあさんが倒れた足が見えた。
それで慌てて派出所まで走って(当時携帯は持ってなかった)お巡りさん呼びに行った。
それからなんか大騒ぎになって、細かいことは覚えてないけど何故か救急車に同乗して病院に行くことになった。
ばあさん、階段から落ちて足を骨折して動けなくなって電話までも遠くて痛くて這っていけなくて、そのままの姿勢で飲まず食わずでいたらしいんだよ。
なんかそれ聞いて、俺にも田舎にばあちゃんがいるから泣けそうだった。
つづく
息子夫婦が来たので、まだ眠ってるばあさんの病室から店主と一緒に出たところで部屋の中から嫁さんの「余計な事してくれて!放っておけば死んでくれたのに!」って聞こえて腰を抜かしそうだった。
それだけでもビックリしたのに、それに対して
実の息子であるはずの旦那が「まー、しゃーないな」って。
思わず殴ってやろうかと引き返そうとして店主に止められた。
店主が車で送ってくれる間に言われたこと。
ああいう事はいくらでもあることで、決して珍しいことではない。
あんなふうに言われるからには、言われるだけのことがあったのかも知れないし無かったのかも知れない。それは他人には分からん。だから他人は口を挟むなって。
そんなものなのかと思いつつ、釈然としなかった。
それから何ヶ月か経って、しばらく新聞を休んでいたその家がばあさんが戻ってきたから配達を再開するように言われ行ってみたらその家は門扉にポストが取り付けられてるタイプなんだけど、そこに新聞を入れようとしたら突然でっかい犬が「ばっふぉん!!」って飛びかかるように吠えてきた。
今迄その家には犬はいなかったから不意打ちだった。
ビックリして飛ぶように後ろに尻もちをついた。
犬が吠えまくるのでばあさんが出てきたんだが、俺を一瞥しただけで、犬を連れて奥に行ってしまった。
病院に運ばれた経緯を知らなかったのかも知れないし、別にその時のお礼を言ってほしいとかじゃないけど自分ちの犬に驚いて転んでる配達員がいたら「大丈夫ですか?」の一言ぐらいあってもいいじゃないか。
その時に店主に言われた言葉の意味がよーく分かった気がした。
ちなみにその後歩けないぐらいお尻が痛くなって病院に行ったら尾てい骨にヒビが入っていた。
今だったら別の行動を起こせただろうけど、当時世間知らずの大学生だった俺は、ばあさんの知り合いである店主にも怪我の原因を言えなかった。もちろんばあさんにも。
ここまで読んでくれてありがとう。
スレも終わりなので長文許して。
もう誰も信じない! って思っちゃったのかも
>>994は善い事して偉いよ
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験1
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1397802500/
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