友人グループ6人で自分の彼女に一斉に「別れよう」とメールを送り、愛が本物か確かめようとしたらしい

元彼が、急に｢別れよう｣とメールしてきた。
そのとき私は自宅で期末テストの勉強をしていた。
私は突然のお別れメールに驚くことなく、
淡々と｢いいよ。さようなら｣と返した。

｢何、試したの？｣と聞いてみると、五人の彼女持ちの友人と彼女の愛が本物かどうか確かめようという話になった。

彼氏含む６人が一斉に｢別れよう｣とメールを送った。
私以外の５人の彼女は即座に電話を寄越したり
メールを返して｢別れたくない｣と縋ったそうだ。
中には泣きながら電話をしてきた子もいたらしい。

そんな中、私だけ別れを承諾。
ブチギレて私に電話をかけてきた。

つづきます

次の日、彼氏と同じ高校に通う中学時代の友人が電話をかけてきた。彼氏が一人の男子生徒に酷い罵詈雑言を投げかけているとのこと。暴力などは無く、罵って仲間はずれにするという精神的な虐め。

大声で詰るもんだから、彼氏と男子生徒の間で何があったか手に取るようにわかったのだと言う。

聞こえた限りでの内容は、男子生徒は彼氏と一緒に彼女に例のメールを送ったメンバーの1人。
男子生徒の彼女は泣きながら別れたくないと電話してきた。まだ高校生同士だが、｢ごめんね、ごめんね。絶対結婚しようね｣とメンバーの中で一番ラブラブな感じで事態が収束したらしい。

この不快極まりない事を考えたのは私の彼氏。男子生徒は嫌がって初めは拒否していた。(彼氏との言い合いで男子生徒がそう発言した。)

彼氏はクラスの中でもカースト上位の立場らしく、取り巻きも似たような感じ。男子生徒は彼氏の金魚の糞のような立ち位置だったようだ。

つづきます

人気者というのは、クラスでも権力が強くまるで王様のような振る舞いをしているだけだった。威張り散らし、大人しめの生徒からは怖がられていた。

男子生徒は彼氏に逆らえずメールを送ってしまったという。彼氏は振られ、男子生徒はラブラブEND。彼氏は相当イラついたらしい。

私は別れてよかったと思った。
でも詰られている男子生徒が気になっていたが、他校の私はどうにもできない。
私の友人も怖くて何もできないと言っていた。
その間も彼氏からは復縁メールを何度も送ってきた。
着信拒否し、アドレスを変えて終了。

後日談としては、凸も無く平和に過ごせた。ただ、例の男子生徒の様子が気になって友人逐一報告してもらった。

男子生徒はその後も嫌がらせを受けたが、負けずに彼氏にくってかかった。大声で言い合いをしていたため、彼氏の行った事は自然と校内に広まり、取り巻きも離れていって、今は残った取り巻き1人と教室の隅でブツブツ何が呟いているらしい。

男子生徒は彼氏にくってかかる勇気をメールの件の時点で出していればと反省しているという。
私の修羅場は彼氏の本性を知ったときと、本性を見抜けない鈍感さに気づいたときです。

まだ高校生だからね！これからもっといい出会いがあるよ！