友子 私子の友達
酒子 酒好きで私子と友子の友達
彼喪 友子の初彼氏
イケメン 私子の友達
友子は綺麗なのに奥手なせいで彼氏が居なかった。
「私なんかが告白しても無理だよね」と自分の可愛さに気付いてなかった。
「絶対大丈夫だって!」
と周りが言っても
「皆優しー」と信じてなかった。
実際に友子はモテてたが、奥手なため男性が話し掛けてきても、
緊張して表情を固くし口数が少なくなる。
事情を知らない男性からすれば顔の綺麗さもあいまって
ただ無愛想で感じ悪いだけじゃなく、
冷たくて男を見下してる高飛車なタイプに見えていたらしい。
一部の男性には「ムカつく」と嫌われて嫌な態度とられてた。
友子は女子には普通の態度。
モテていても一切嫉妬されずに友子は女子に好かれていた。
そんな友子に初の彼氏ができました。
友子が嬉しそうに話してるが、みんな微妙な反応。
幸せそうな友子には言いづらいが、彼喪は不細工だがいい人とはお世辞でも言えないタイプ。
悪人ではないけど別に中身があるタイプではない。
そして友子との付き合い方も「え…」と
眉をひそめたくなるような微妙なものだった。
友子は彼喪が初彼氏で恋愛を知らないからわからないようだったが、
デート後に夜道を毎回友子一人で帰らせるとか、
彼喪のほうが多く食べてるのに割り勘だとか、
友子がお弁当作っても「いただきます」や「美味しい」と言わないとか…
彼喪が女慣れしてないからといってもあんまりじゃないのと思っていたが、
初彼氏に浮かれて気付かないでいる友子に言っていいものか迷っていた。
ある日友子が相談してきた。
彼喪に無理矢理ホテルに連れ込まれそうになったと。
彼喪は友子が未経験だと知ると興奮しはじめたそうな。
それで会うのが怖くなったらしい。
酒子と二人で
「実は前から思っていたんだけどさ」
と彼喪の駄目なところを言ってみた。
本当に彼女が大事なら夜道毎回歩かせないよ
せめて駅まで送るとか車あるんだし車で送るとかするよ
沢山飲み食いしといて半分ことかおかしいでしょ、
同性の私達だってやらない
いただきますも言えない男なんてろくでもない
他にも色々あったが一つ一つ言ってくと、
友子はうなだれた。
「ほんとはねちょっとおかしいなと思ったの、
でもね付き合ったことないからこれが普通なのかなって」
友子は彼喪に同棲話を持ち掛けられていて、
「家賃は友子で生活費は俺ね」
と言われたんだと…
家賃のが高いよねと聞くと
彼喪はモゴモゴごまかしたらしい。
ろくでもねー男だ!!別れろ!!
酒子と私で友子を説得(説教?)
「酒子と私子はモテるからいいよ、
彼喪と別れたら私を好きになってくれる人居ない…」と友子涙目。
「だから友子は美人なんだってば!!」と口を揃える酒子と私子。
だが友子は(友達を慰める為のお世辞にちがいない)と思って信じてくれない。
「イケメンが友子のこと好みだって言ってたよ」と言うとぴくりと反応する友子。
友子と彼喪が付き合ってるのをどうしても許せなかった私子はイケメンに愚痴ったことがあったのだ。
流れで友子にイケメンを紹介することにした。
私子と友子とイケメンの3人で遊ぶことになった。
最初イケメン相手に緊張しまくってた友子だが、女慣れしてるイケメン(姉妹が3人いる)がスマートに対応していると慣れて笑顔を見せるように。
ノリは軽いが目はまじ。
「友子がちゃんと彼喪と縁を切ってからにしてね、悪い噂たったら嫌だし」
「俺も二股とか嫌だよw」
その後二人にさせたりと丸一日楽しく遊びました。
次の日、友子に相談されました。
友「イケメン君が二人で遊びたいって!どうしよう!」
私「友子のこと好きって言ってたよ」
友「で、でも彼喪が…」
私「別れたらいーじゃないの」
友「!そっか!!そうだよね!!ありがとう!!」
一応別れ話はファミレスにしときなとアドバイスしました。
また次の日、震えた声の友子に電話で呼び出されました。
「ふざけんなよブスが!!」
と彼喪の怒鳴る声が聞こえてきて超怖い。
酒子とイケメンにも連絡。
イケメンはバイト中につき不在。
酒子と二人でファミレスに。
「イタッイタッやめてよ」と小さな声を出す友子。
テーブルの下で彼喪が友子の足を踏んだり蹴ったりしてる。
友子を席から立たせる酒子。
酒子を見て、「一人じゃ来られねーのかこれだから女は」と私子に毒づく彼喪。
「無抵抗の女に暴力振るうなんて最悪」
と彼喪の目をまっすぐに見て言うと彼喪は目をそらした。
彼喪「友子が浮気するから」
酒子「浮気?してないでしょ」
彼喪「イケメンが好きだって…」
私子「好きになっただけで浮気?〇〇タン(彼喪の好きな二次キャラ)は浮気じゃないの?」
酒子「お前が酷いからまともな男好きになっただけじゃん」
彼喪「でもデートしたんだろ?」
私子「私と三人でいたのにデート?」
彼喪「お前のせいだろがあああ!」
と彼喪テーブルの上に立ち上がって絶叫。
彼喪を冷静にテーブルから引きずり降ろす酒子。
酒子「店に迷惑だから」
彼喪「はい」
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