A子の方は失礼ながらかなり太ってたけど(ニッチェの小さい方ぐらい)気は優しくて力持ちってタイプで、人が面倒臭がるようなこともフットワーク軽く楽しそうにやってしまうって人だったし、頭が良かったから会話が楽しいのもあって、男女問わず慕われていた。
大学を卒業して5年ほど経った頃、A子が結婚することになって婚約者と一緒に海外に行くことになり、ゼミのみんなで同窓会も兼ねてA子の婚約お祝いパーティーをしようってことになった。
そこに現れたA子と彼氏、ため息が出るぐらいお似合いの美しいカップルだった。
A子は痩せたら美人なんだろうなとはずっと思ってたけど以前の2分の1ぐらいに痩せて、元々の柔らかい笑顔で見られると同性でもドキッとするぐらい可愛い。
馴れ初めを聞くと、婚約者はA子が入社時の教育係だったらしい。
入社後、一時仕事のストレスから更に太って、これ以上太ったら制服のサイズが無くなるよって庶務に言われてそれで一緒にジムに行ったり早朝ジョギングに彼が付き合ってくれたそうでそこから惹かれあったらしいんだけど、そういうトレーニングに付き合ってくれる彼って素敵だなって思った。
話を聞いててみんな感心するやら羨ましいやらで、小突きまくってた。
が、それを憎々し気に見てたのがB子。
何かしら画策してきたんじゃないかと勘繰られても仕方ないぐらいに胸の谷間と太腿が露わな服装で来たのに、誰も話題にもしてくれない。らら○ーとでアルバイト中のB子には太刀打ちできないほどの大逆転だった。
それだけで十分私たちも溜飲が下がってたけど、そのあとが凄かった。
B子、胸の谷間をむぎゅむぎゅさせながらA子婚約者にしなだれかかってあからさまな誘惑w
そこでA子婚約者、「すみません。僕そういうの興味ないですから」と手刀切って背を向けた。
それで諦めたB子、びっくりしたことにそのあとA子婚約者に社内に誰か独身男性いないか、いたら紹介してくれと頼んでいた。
名刺みたいなものも渡してたけど、A子婚約者「僕そういうの無責任にできないタイプなんで」と受け取りを拒否していた。
なんかもう、色々とB子の神経わからんかった。
でも清々しいパーティだった。
B子、頭と性格の悪さアピールしてもどうするんだろw
自分の評価下げるだけなのにね
その神経が分からん!その3
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