スキンヘッドに憧れていたが、女なので簡単に剃りあげるわけにもいかず悶々としていた

500: 名無しの心子知らず 05/02/19 01:17:10 ID:taufkD1S

何年か前、私はスキンヘッドに憧れていたが、女なので簡単に剃り上げるわけにも行かず悶々としていた。

ふと、小学校の頃、ちぎった新聞を水溶き糊にひたし、風船に貼って、張子を作ったのを思い出した。

これでカツラが作れるのではないか、と急にワクワクした私は、善は急げとばかりに文房具屋で糊と風船と半紙(新聞の後、半紙で表面を仕上げる)と絵具を買った。

鏡を見ながら頭と同じくらいの大きさまで風船を膨らまし、ちぎった新聞をペタリペタリと風船に貼った。 

一層目ではまだまだだった風船カツラが、層を重ねるごとに本格的になり、しっかりとしてある程度の加工に耐えられるレベルになった頃、いよいよだな、と半紙を貼って仕上げに入った。ここまでに半月かかった。 

十分乾燥させ、頭の形を想定しながら張子をカットし、絵具で自分の肌の色を観察しながら色を作り、最後にニスを塗ってテカテカにした。 

完成品をかぶってみたら、多少いびつなでこぼこはあるものの、かなり本気くさいスキン ヘッドが鏡の向こうからこちらを見ていた。 

あんまりうれしくて、写真を何枚も撮り、カツラも捨てるのが惜しくて大事に取っておいた。 

結婚して5年。
子供が忘れたはずのカツラをかぶっていた。ぶかぶかだった。 
慌てて自分の部屋へ行くと、夫がカツラの内部に保管していた写真を見て爆笑していた。 

そのまま飛び出して3時間ほど近所の河原を放浪していたら、血相を変えた父親に発見され、家に連れ戻された。 

玄関でくしゃくしゃな泣き顔の夫が「ごめん、本当にごめん」と謝っていて、蒼白な顔の私の両親が「何があったかしらんが、とにかく話し合いなさい」と言った。 

カツラにまつわる過去の全てが恥ずかしくて飛び出したのに、さらに大事に発展してて全ての事情を説明するのも、その場に存在するのも恥ずかしくて死にそうだった。 

【情はある】夫に一言!!2【でもむかつく!】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/baby/1104194588/

スキンヘッドに憧れていたが、女なので簡単に剃りあげるわけにもいかず悶々としていた

500: 名無しの心子知らず 05/02/19 01:17:10 ID:taufkD1S

何年か前、私はスキンヘッドに憧れていたが、女なので簡単に剃り上げるわけにも行かず悶々としていた。

ふと、小学校の頃、ちぎった新聞を水溶き糊にひたし、風船に貼って、張子を作ったのを思い出した。

これでカツラが作れるのではないか、と急にワクワクした私は、善は急げとばかりに文房具屋で糊と風船と半紙(新聞の後、半紙で表面を仕上げる)と絵具を買った。

(さらに…)

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