今からン十年前、私はデブスでガリ勉でメガネでニキビ面で腐女子という
4重苦も5重苦も背負った女子中学生だった。
同じクラスに同じアニメのファンというか腐女子が2人ほどいて
当時好きだったアニメのキャラを通名じゃなく
設定資料にしか書いてない本名で呼び
私らは流行追いかけるだけの軽いアニメ好きとは違うのよフフンと
どっからどう見ても暗黒歴史にしかならない上から目線で
自分らの世界で凝り固まってた(思い出すとしにたい))。
中学の同窓会が行なわれて参加した。
元腐女子友人で固まって懐アニの話に花を咲かせてたら
まったく覚えていない元同級生らしい男が近寄ってきて
なぜか私に声をかけ、メルアドとか携帯番号を聞きたがる。
しかたなく仕事用の名刺を渡したが、すぐに忘れた。
そして一昨年の冬。
ある日、同じクラスのAさんがものすごい真剣な顔で
「話したいことがある」と声をかけられた。
喫茶店もない田舎なんで、家に招いてお茶したんだが
「Bがあなたと結婚するとは思わなかった」
「私は中学時代からBと付き合ってた」
「数年前、Bに中絶しろと言われた」
「慰謝料も払わず逃げられて、その時に(私)さんの方がいいと言われた」
「中学の時からあなたがBを好きなのは知ってたけど奪われるなんて信じられなかった」
「今の子供はその時の子でシングルで生んだ」
「お願いだからひとめだけあわせて欲しい」
とか言われて軽くパニック。
中学時は暗黒時代で、3次元に恋をした記憶はないし、
私が旦那(B)と知り合ったのは親の仕事関係の見合い。
だいたいハゲで小デブの旦那が女捨てて逃げる甲斐性があるだろうか。
旦那(自営)がお昼を食べに帰ってきて
A、旦那の顔を見るなり
「・・・・この人、誰?」
Aと私、二人して軽いパニック。
うちの旦那も訳が分からずパニック。
全員で落ち着いて話を聞いたところ、お察しの方もいるでしょうが
はい、Bは同じ苗字というだけの他人でした。
勘違いの原因は
・うちのBという姓が漢字が珍しかったこと。
(サトウなら佐藤が多いが、うちは佐島と書くくらいの差)
・同窓会で名刺を渡した男がB。それをAが見つけた。
・中学時代、私が友人たちとBの名前をひそひそして
素敵だとかサイコーだとか盛り上がってた。
この最後のに覚えがなかったんだけど、説明受けてああそうだってなった。
私がキャッキャウフフしてたキャラの名前はアニメ上ではヤーマ(仮)だが、
設定資料に載ってた本名は山田太郎。なので腐女子友人たちとは
「太郎っていいよね!」と盛り上がってたわけ。
で、Bの名前も「太郎(仮」。
かなり流行ったアニメで主人公の名前はクラスの子の過半数は知ってたが
まさかそんな設定があるとは知らなかったそうだ。
だから私はクラスの大半の人間にBに片思いしてるデブスと思われてたらしい。
当時からそのことでBは「俺ってモテる」と勘違いしてたし
付き合ってたAとは私のことでしょっちゅう喧嘩してたとか。
ごめん、AもBも顔も覚えてなかったくらい存在が薄かったと言うと
Aはへなへなと膝から崩れ落ちちゃった。
結局、Aに同情したうちの旦那が弁護士と興信所を紹介し
BはきっちりAに慰謝料や養育費を払うことになった。
その後もAとは子供を通じて仲良くさせてもらってる。
そして今度、Aと私の旦那の友人の結婚が決まったので
本人の了解も得て厄落とし書き込みしました。
それにしても私、人の顔忘れすぎだよ…
今までにあった最大の修羅場を語るスレ5
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1431363677/
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