姉の家に遊びに行くと、姉夫が私の入浴を覗くようになった

私が中１の時、７つ上の姉が結婚した。
長身でイケメン、姉の身内である私達にも親切で、さすが姉ちゃん素敵な人と結婚したなと思って嬉しかった

私の事も妹のように可愛いがってくれ、姉夫婦に誘われるまま姉の新居に遊びに行っては泊まっていた

義兄としての好意はあったが、それ以上もそれ以下もなかったし、義兄も姉を愛していて子供も二人産まれ幸せそうだった

姉はイタズラや冗談悪ノリのたぐいだと言い笑うし、怒らない 
不快ながらも子供だった私はそういうものかと納得するしかなかった 

高校を卒業する頃には、自宅近くで私の帰宅を待っていた義兄に、食事や遊びに誘われるようになった 

その都度断っていたし、泊まりに行く回数も減らした。止めなかったのは全く行かないと姉が不審に思うと考えたから 
姉が傷つくと思い、どうしても待ち伏せの事は姉に言えなかった

そんなある日義兄の職場の社員旅行があり、それぞれの家族同伴で沖縄で遊ぶ事になった 
私も誘われ、費用は自分で持つからと言って彼氏を連れて参加した 

浜辺でバーベキューをしたり、海で泳ぎボートに乗り、楽しい一日を過ごす 
彼氏もきさくな人達の中で談笑し、酒を飲み楽しそうで来て良かったと思っていた 
私は泳げないので大きな浮き袋に入り、プカプカ浮かんで沖縄の海を満喫していた 

が、少しウトウトして目を覚ますと、浮き袋は沖合いに流されていた。
パニックになり大声で呼ぶも、誰も気づいてくれない 
ジェットスキー等が通る遊泳禁止区域がすぐそばに迫り、一か八か浮き袋を使って泳いで戻るか考えた時 
義兄が凄い勢いで助けに来て、浮き袋を引き浜辺に連れ戻してくれた 
彼氏も誰も私が危険だった事に気づいていなかった

その日から一年、私は義兄と付き合った 
密会用に義兄がワンルームマンションを借り、会うのはそこ 

義兄の事が好きだったが、一年も立つうちに姉に対する罪悪感が半端じゃなくなった 
これで良いのか自問自答しない日はなかった 
私の罪悪感が作り上げた声なのか、ある日亡くなった父に大声で怒鳴られた 
本当にハッキリ聞こえた 

私は義兄にもう会わないと言い、親戚としての付き合い以外一切の付き合いを絶った 
義兄に「姉ちゃんを幸せにして下さい。姉や子供たちに愛情があるなら」と言うと「姉ちゃんの事も愛してる、私の事も大好きなんだ！なぜいけないのか？」とほざいていたが、無視した

深夜、やはり義兄が私の泊まる部屋に入ってきた。
キスをし、それ以上をしようとする 
真っ暗闇の中、両手両足を振り回し盛大に抵抗した 

義兄は「なんで？どうして？大声出すと姉ちゃんが起きちゃうよ」と言い私に更に蹴られる
姉を起こさないよう、深夜の無言の攻防が続き、根負けした義兄は部屋に戻った

義兄が姉を寝室に連れて行き口論していたが、しばらくして姉が戻ってきて私に謝った 
「旦那が冗談が過ぎたみたいで、私ちゃんびっくりしたでしょ？ごめんね」 
なーんだ冗談だったのか、びっくりしたよ～ｗと話を合わせ、翌日姉宅から帰った 

付き合っていた状況の時だったら間違いなくあの時義兄を受け入れていただろうし、真夜中にベッドから抜け出し私の元へ向かった義兄を静かに追った姉はそれを見る事になっていただろう 

まさか私とは思ってなかったが姉は義兄の浮気を疑っていたようだ。しかし全身全霊で拒否した私を疑う事はなかった 
明かりのついた部屋の枕元で、静かに涙を流す姉を見つけた時がスレタイ

従姉妹なんか聞けば時期的に私と同時進行で、こんな男に騙され姉を裏切った自分が本当に情けなかったです 
父ちゃん怒鳴ってくれてありがとうもう二度と怒鳴られるような事はしないから 

さあみんな叩け！

墓場かこっちか迷ったけど、週末に姉が新しい旦那さんと遊びに来るんで話して謝ろうか迷ってるんだ 
こう思うのは自分がスッキリしたい為、自己満なんだろうか

吐き出してすっきりするのはトイレの中だけでいいのさ。