私は部活のスポーツが命の女子だった。全く可愛くない。
多少人間の女子らしくしたゴリラみたいなやつだった。
似たような人なら分かるだろうけど男なんか頭になくて、仲間とのチームワーク、練習、勝利だけしかなかった。
「ゴリ子ちゃん待っていた。
俺ゴリ子ちゃんが好きになったんだ。
君みたいな子は他に知らない。
いつもあのグラウンドで一生懸命で、一途できらきら輝いている。
押さえ切れなくて姉ちゃんには悪いと思ったけど、
言わなくちゃ後悔すると思ったんだ。
ゴリ子ちゃん、あいつとは別れるから俺と付き合って欲しい。
返事はOKしか聞きたくない」
と肩を掴んで言われた。
今思い出すとどこの少女マンガのセリフって感じ。
続く
パニックになりながらも
「いつもグラウンドでって学校に見に来ていたのか」
「姉ちゃんと別れて無いのに告白かよ」
って頭の中で突っ込んでた。
でも次に抱き締められそうになって、気が付いたら悲鳴上げていた。
まずいことにちょうどその頃少し先の近所に変質者が出ていていたので、お巡りさんがパトロールしに来ていた。
そんな時に悲鳴を上げたので、彼氏はタイーホ!は私が説明したのでされなかったけど、お巡りさんに未成年に手を出そうとしたことでめちゃくちゃ叱られていた。
その成り行きは私の家族と姉彼の家族にも知られた。
姉彼は姉に振られ、姉彼の家族からもお詫びがあった。
姉は姉彼より私を信じてくれて「怖かったね。あんなヤツって知らなかったんだ。ゴメンね」と言ってくれた。
その後も一度だけ姉彼から電話があって「いつか君が恋を知る大人になったら、また会えるよね」と言われて速攻で切った。
それ以外にはストーカー行為もなかった。
何故今になって思い出したのかと言ったら、元姉彼がその後未成年への痴漢で捕まっていたって聞いたから。
まさか昔出た変質者も本当に元姉彼だった?と今更怖くなった。
大変だったね
姉ちゃんも別れておいて
正解だったな
おお、おつでした。
少女好きこええ…
◇修羅場◇part126
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