彼氏「どうしても俺の子を見てほしくて…」赤ちゃんがリビングに座ってた

実家から新幹線の距離の大学に入学し、そこで一人暮らしを始めた。
私の親は厳しかったので解放感から羽目を外してしまい、ネットの趣味サークルのオフ会に参加した。

そこで知り合った彼と親密になり付き合うことになったけど、数ヶ月後に私がたまたま見た身分証で名前や年齢、職業などが嘘だったことが判明。
彼は「ネットで知り合った関係だから心配で…」と言ってた。

数週間後の平日深夜、彼から急に電話で
「今から迎えにいくから支度して待ってろ」と言われた。 
訳が分からず着替えて待ってると彼が来て、車でどこかに連れていかれた。 

着いたところは大きなマンション。
その一室に入りリビングに行くと、赤ちゃんが座っていた。 
「どうしても○○に俺の子を見てほしくて…」と彼が言ったが怖くて仕方なかった。 

「どこから連れてきたの？奥さんは？」と聞くと、ファミレスで彼・奥さん・奥さん兄で話し合い中、奥さんがかなり暴れてどうしようもなくなり、お兄さんがなだめてる間に横にいた子供を連れてここまで来たという。 

呆然としてると、玄関のドアをドンドン叩く音がした。 
彼が私に寝室のベッドと壁の隙間に隠れるように指示。 
言われたままそこに寝転がった。 

その時は2月くらい。
割と寒い地域なのに暖房も付いてない、しかもフローリングに直接寝てたのでずっと凍えてた。 
寝室の外では女性と彼の声。 

数時間して彼が私のところに来て、今なら出られるからと玄関へ誘導された。 
外の廊下に出てから彼が隠してた私の靴を貰って履き、最寄の駅まで一緒に歩いた。すでに朝の6時くらい。 

彼と私は乗る線が違うので駅で別れて帰宅。本当は朝から講義だったけどクタクタでそのまま眠ってしまいサボった。

春休み中に学生課で退学手続きをするため、予定より早くアパートへ戻った。 
念のため兄にも同行してもらった。 

部屋に入ると違和感だらけだった。 
帰省しするときは家電のコンセントはほぼ全て抜き、冷蔵庫は空っぽにしているのに、付けっぱなしの暖房に冷蔵庫には見覚えのない食べ物が入ってる。 
極めつけは空のはずのゴミ箱に使用済みゴム数個。吐きそうになった。 

兄がすぐ不動産屋を呼んで鍵を交換してもらい、雨戸を閉めた。 
次の日に両親も来る予定だったので学校には明日いくとして、今日はひとまず家から出ないことに。 

案の定その日の夜中、ドアをガチャガチャする音が。 
モニター付インターホンだったのでそれで確認すると彼だった。 
いつの間にか鍵の型を取ったのか、合鍵を作ってたらしい。 

しばらく鍵をガチャガチャしたりドアを叩いたりしたが諦めたのかどこかへ。 
兄が両親へ報告。明日中に全て片付けようという話になった。 

次の日には両親と合流して学校へ行き退学手続きをして、不動産屋には謝りたおして引っ越しさせてもらい、その日のうちに実家へ帰ってきた。 

その後どう調べたのか私の実家に嫌がらせの手紙を送ってきたり、突撃しに来たりして両親と兄にかなり迷惑をかけたけど、1ヶ月ほどで連絡してこなくなった。 

もっと細かく色々あったけど、大まかな流れだけ。