新婦の頭の中身が不幸だった結婚式

40: 愛と死の名無しさん 2008/02/08(金) 23:41:48

新婦の頭の中身が不幸だった話。
(新婦は自分の従姉)

新婦は時折目元を押さえていたので、「感動してるんだな・・・」と思っていた。
一生に一度のことだし、元々感激しまくるタイプの姉ちゃんだったし。 

自分は生意気盛りの高校生男子だったので、若干冷めた視点で、姉ちゃん、自分の涙で自分で盛り上がっちゃってるんだろーなーと思っていた。 

そして、最後に新郎新婦からの挨拶があった。

新郎が当たり障りの無い挨拶をしている横で、感極まって新婦が泣き出した。 

と思ったら、いきなり、「これ以上皆さんを騙すことなんてできない!○○さん!」と
新郎の親友の名前を呼んで駆け寄って親友氏に抱きついた。

あっけにとられる新郎と両親族。

でも一番あっけに取られていたのが件の親友氏。 

「(新郎)さん、ごめんなさい・・・私達…」とさめざめと泣く新婦に、「ハァ?」という顔になって、
「あの・・・(新婦)さん。何なんですか?」と冷静に新婦を押し戻した。 

親友氏は既婚者で、新婦が抱きついた時は奥さんが一瞬顔色変えたけど、
親友氏はパニくることもなく、「新婦さん、相手が違いますよ」と新郎の方に押しやった。

それからちょっとざわついていたが、新婦はそれまでにも奇矯な行動が(主に恋愛がらみで)あったらしく、皆割りとすぐに納得して、「まあまあ」って感じで新婦をなだめて続行。 

後で聞いた話では、新婦は新郎との間のちょっとした相談事を親友氏を含めた仲間達にしていたらしい。マリッジブルーもあったのかも?

でも相談する時はいつもそのグループ内で、親友氏と一対一で会ったことは一度もないのに、新婦の中でいつのまにか、「相談している内に恋心が芽生えて…彼を裏切るいけない私」みたいなドリームが育っていたらしい。 

普通ならここで、「そうはいっても何かあったんでは?」と親友氏が疑われても仕方ないのに、
その時は「(新婦)さんだからね・・・」「思い込み激しいから、あの子」で済んでしまったらしい。 

もうとっくに離婚している彼女は、 
今は不倫して親に縁切られている。


41: 愛と死の名無しさん 2008/02/08(金) 23:43:48

↑一応補足。不倫の相手はもちろん親友氏ではない。

44: 愛と死の名無しさん 2008/02/09(土) 00:44:48

>>40
そこで「まあまあ」で続行って、
日頃どれだけ壊れてたんだよその姉ちゃん・・・

45: 愛と死の名無しさん 2008/02/09(土) 07:39:24

むしろそれでも一度は結婚してくれた新郎の器の大きさにびっくりだよ。

***** 私は見た!! 不幸な結婚式 46 *****

コメント

タイトルとURLをコピーしました