結婚して間もない時で、誰だかよく分からない親戚ばかりの中、失礼のないように、健気に愛想良くコマコマ働いていた。
一人、あからさまに泥酔している中年男がいて、嫌な予感はしていたのだが、案の定、「嫁子さん、一生懸命働いている姿を見せて、この家に取り入ろうったって、俺の眼はごまかせないぜ~女狐は怖いなー」とのたまった。
場がシーンとなるが、誰もかばおうとしない。夫も。(後で話を聞くに、この人は夫の叔父で、いつもこんな感じで誰も関わり合いたくないらしい)
嫁いで来たばかりで、あまり波風を立てたくなかったのだが、やってしまった。
座っている馬鹿男を見下ろして、心配そうな表情で、
「恥ずかしい・・・本当に恥ずかしい。もううちの父と同じくらいの年齢だと思いますが、その年になってもまだ、そんなことが言えてしまうなんて、本当に恥ずかしい。聞いてて恥ずかしいです。あー、本当に恥ずかしいです!!
生まれて初めて、こんなに恥ずかしい大人を見ました。正直、驚いてます。大丈夫ですか?何か、最近、嫌なことでもあったんですか?(周りの親戚に同意を求めるように)ウトさんとトメさん(二人ともいいひと)の親戚ですし、何かの間違えですよね?
他の皆さんも、本当に私に良くしてくださいますし。あっもしかして私のことを試していらっしゃる?そうですよね、そうじゃなきゃ、こんな恥ずかしいこと言えないですよね・・・・あぁ、もうびっくりした・・・」
みたいな感じで、「恥ずかしい」を連発して辱めてみた。
「おい!」と馬鹿男に言われるもの、「かわいそうな人、本当にかわいそうな人」と憐れむような感じで唱えながら、私、部屋から退散。そのまま家からも退散。
タクシー呼んで、新幹線乗って、そのまま自宅に。
夫は翌日帰ってきたが、夫なりに反省して、私の分、働いてきたらしい。
その場で帰ってしまって、良ウトトメには申し訳なかったのがDQN。
後日、菓子折り持っていって謝る&出席していた他の親戚宅にお詫びの電話をかけまくりました。
【宣戦】義実家にしたスカッとするDQ返し93【布告】
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