その営業マンだった。
が、食事中はずっと自分の仕事の自慢話か過去の恋愛の辛い思い出話。たまに私が話をしても「でも俺は~」と自分の話オンリー。
で、帰り際に彼家に誘われた。
内心幻滅しつつ、お茶だけだという事もあり最後の望みをかけ(何となく幻滅したまま帰りたくなかったので)休憩がてら彼家へ。
が、家に上がったらびっくり。汚い。
すごい埃。綿状の埃が無数にわさわさ転がっていた。
なんでも引っ越してから約4ヶ月、掃除機すらかけてないらしい。そんな所に呼ぶなよ。
しかも顔近づけて来た時に歯石や鼻毛がこんにちは。
また同じような自慢話を繰り広げるし、部屋といいなんかもう一気にドン引いた。
急に帰りたい一心になり、結局30分くらいして帰る事にした。
ドン冷め気分のまま、玄関で靴を履き挨拶しようと振り返ろうとした瞬間、後ろから抱きしめられた。
彼「帰っちゃうんですか…?」←切なげに
私「えっ?…帰ります」
彼「帰らないで…」←更に切なげ
私「(鳥肌たつ)い、いや、あの、こういうのはちょっと…」
と、彼の腕を離そうとした瞬間私の耳元に衝撃の一言が…
彼「ここ(彼家玄関)から出たら……魔法は溶けてしまいますよ……」←めっちゃエコーかかってるみたいな甘えた声
いやぁぁぁぁぁ!!!気持ち悪い!!!
本当に血の気が引くっていうのを実感した。
何だそのクサイ台詞は!!自分を王子様かなんかと勘違いしてるのか?
私に魔法をかけて夢を見させていた気になっていたのか?
ていうか魔法って何?!
埃だらけの空間にその台詞がカオスすぎて怖くなって逃げ帰った。
思い出しても気持ち悪い。
無闇に男の部屋に上がらないように。
なんかその後も仕事場の倉庫で二人きりになる事があったんだけど、仕事で落ち込んでた時に、「おいで、抱きしめてあげるから」断ると「いいから、よしよししてあげるよ?」とか。
あげるって何だよ…
頼んでネーヨ。
つーかお前にされても嬉しくないし慰められネーヨ。
私が風邪引いたと知れば栄養ドリンクや、彼の出張のお土産などを頼んでもないのにドアノブにかけておくね、など。
彼氏なら嬉しいけどさ。
最終的に私が連絡取るのやめたいと告げたら、
「そうだね、〇〇には〇〇の生活があるもんね…分かった。そろそろ解放してあげるね」ですと。
なんかその考え方が怖くて寒気がした。
結局私が他の事情で仕事を辞めたので、スッパリ切れましたが。
というか、今気付いたけど、何でうちの部屋番号知ってたんだろ…
建物は知ってたけど、部屋番は知らないはず。表札も出してないし。
うわぁ…きもっ。切れて良かった…。
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1243387193/
コメント