姑から毎日2～3時間の電話がきて困っている→夫「俺は仕事でいやな客でも接待してるんだぞ」

元夫はフツーの優しそう(という名の事なかれエネ)だった。
結婚前に挨拶に行った時のﾄﾒは弱々しくしく笑ってるような人で、
ｳﾄに従って生きているような人だった。
ｳﾄは定年を迎えていたが嘱託ﾘｰﾏﾝで、平日は家にいない。

新居は偽実家と電車使って40分くらいで、まぁそこそこの距離だったのだが、ﾄﾒから毎日2時前から電話が。しかも2～3時間くらいモソモソ暗ーく延々と話し続けられ、離婚前は呼び出し音だけで吐いた。 

出ないと延々かけてくるし、元夫にその後浮気とか風に通ってるんじゃないか？と吹き込んでいたようだった。私は見た目も中身の地味だし、洋服だって数年買わなくても平気な人間なんですが…。 

電話の中身は、最初は晩御飯のメニューとか政治問題とかそんな事だったが、やがてチクチクと遠まわしに嫌味を混ぜて来るようになった。 

・ムスコちゃんの帰りが遅いのはあなたの顔を見たくないからじゃないかしら。 
・一人っ子は甘やかされて育ってるから何もできないのね。 
・あなたのくだらない趣味(←園芸)の時間をもっと家事に回せないの？ 

まぁ兄弟がいたことないので比較のしようも無いし、一人っ子だって千差万別なんだけど、その時は「私ってダメな人間なのかも」とプチ洗脳された。 

園芸だって10鉢程度だし、そんなに手間のかかる品種ではないものばかりだった。(管理が簡単なものは実家においてきた。) 

毎日2時間も鬱電話に耐えてたのに、忍耐力が無いとか家事が疎か(←貴様のせいだｗ)ってのはどの口が言ってたのやらｗ

また週に1度は偽実家に来いと言われていたが、毎日電話＋凸でうんざり鬱だった。 
行っても掃除洗濯料理の家政婦だし、ｴﾈと偽両親はテレビ見てるだけだし。 

4ヶ月目で、流石にこれでは子は孕めないので偽実家と距離を置きたい、と申し出ると「なんで？」と。その時の表情が今でも思い出すと腹が立つほどボケッとしてた。 

毎日電話と凸と休日は偽実家の家事では、身が持たない、と伝えるも、「俺は仕事でいやな客でも接待してるんだぞ。それなのにお前は…。俺の母さんなんだぞ？」 

じゃあ私の実家とももっと交流して欲しい、と伝えても、私の実家はもう他人の家だと。 
ここで「アレ？」と思う。 

先述の通り一人っ子の私は両親の面倒を見なくちゃいけない。小さい時からその腹は括ってる。 ましてや母は障害を抱えているので、両親は気ままな老後生活と言うわけではない。 

その場は風呂に逃げられて話が流れてしまったのだが、5ヶ月目になるともうこの結婚は無理だと悟り行動に移した。 

電話で実家に離婚の意思を伝えと、反対や引止めにあうかと思ってたのに、あっさりウェルカムだった。 

これが甘やかされてるってことかー！と思ったが、父的には元々明るい私がどんどん暗くなっていって弱っていくので、ダメになると思ってたそうだ。

6ヶ月目にこれから偽実家に行こうと用意していたｴﾈに 
「ちょっとここに座ってくれる？」 
とすごく久しぶりに笑ってテーブルに座らせて、
自署済の緑の紙を出した。 

「何これ？離婚ごっこ？」
って言いながらも笑って書いてくれた。 

書き終わってから紙をすーっと奪うと「本気だよ」とこちらも笑い返した。 
多分これも冗談だと受け取った模様。 

「早く実家に行こうよ」と言われたので、
そっと緑の紙を紙袋に入れて家を出た。 
もちろん私の実家はお前ん家じゃねーけどな。 

紙袋には牡丹と椿2鉢を入れてたんだよね。 
スーパーの袋に丸めた新聞紙を入れて、土が出ないようにした。 
牡丹って鉢がでかいから重くて参ったよ！ 

地下鉄の駅に着いて、ｴﾈは後ろを振り返らず1番線へ、私は2番線へ。 
にこやかに大きく手を振りましたよ。 
ｴﾈは先に来た電車に乗って、普通に偽実家に行ったようだ。 

実家の最寄駅に父と母が車で迎えに来てくれて、実家に帰ったよ。 
電話がバンバン鳴ってたけど電池が切れてたからｼﾗﾈ。 

それでも翌日月曜日にｴﾈは普通に会社に行ってくれたようなので、そこの役所に離婚届提出した。 

ｴﾈの終業時間を見計らって、メールで「無事に離婚届出しました。さようなら」とメールを送って、その番号を解約しちゃったｗ