まあ自分らが悪い話なんだけど。
登場人物(年齢は当時のもの)
俺…23歳、報告者。
瞳…21歳、俺の元彼女。
彰…16歳、瞳の弟。同性愛の気有。
瞳は俺より二つ年下だけど、他のサークルの女の子より普通に可愛かったし、裏表の無い気立てのいい子で、恋愛に奥手だった俺にも気さくに声をかけてくれた。
話は合うし俺の失敗にもきちんとフォローしてくれるし、一緒にいてとても気分が良くなるんだ。
俺もその頃瞳に気があったから、思い切って告白してみたら笑顔でOKしてくれて交際に至ったってわけ。
どんなに人が良いんだこの子は、と当時は思っていた。
でも、怒らせるとチョーゼツ怖い。
主に彼女の弟、彰がその対象である。
瞳の注意しているにもかかわらず彰が食事の準備をサボってずっとスマホ弄ってたときに、彼女にラリアットかまされて泣かされていた、なんてこともあった。
彰自身は瞳の印象について「姉貴は怖くて敵わない。けど憧れの存在。」と言っていたが…。
事件は交際始めてから2年後、ちょうど両家両親に結婚を認められて同棲をし始めた頃に起こった。
瞳が家を出て行った時間を見計らって彰がうちに来た。
一体どうしたのかと聞くと、「彼氏が最近俺に対して消極的になってて辛い。一回だけでいいから相手して欲しい。」とのこと。
どうやら彰はホモのようで(そういう性癖になってしまったキッカケは忘れた)、自身の彼氏があまり相手をしてなくなったらしく、いつも色々相談に乗ってくれる俺にプレイを求めたらしい。
続く。
慌てて服を着て二人で鬼の形相瞳の前で土下座。
「浮気は男性女性関係なくこれが初めてで、お前を愛していることに変わりは無いし、お前を愛しているからこそ、お前に顔が似た弟の誘惑に負けてしまった!何でもするから許して欲しい!」的な事を叫んだ。
が、瞳の激昂は止まらず、彰の股間に蹴り入れて、彰は悶絶してた…。
さらに、仰向きに寝ろ、と言われたから、瞳が怖くて逆らわずに言う通りにしたら、その場にしゃがみ込まれて、「私という女がいながらこの男は…!」的なこと言われながら玉を思いっきり握られた…。
息もできないほどの激痛でバタバタと暴れていたら、しゃがんでいる時にスカートの中から見えていたパンツに膝が当たってしまった。
パンツがずっと見えていたことに気がついていなかった瞳はパンツが見えないようにし、お前ずっとパンツ見てたんだろ?と言わんばかりに握る力を強めてきた。
いや不可抗力だろ勘弁してくれと思いながらも彼女の強烈な玉握りに耐えられずに、まともに言葉になっていなかったと思うが、泣きながら懸命に謝罪した。(この後に彰も握られてた。というか彰の方が重罪とみなされ、あらゆる金的攻撃されてた…)
次の日に結婚破棄が決定。瞳はあの日の制裁でチャラにしてあげる、と双方の両親にはこの事を内緒にして別の理由を伝えてケリつけておいてくれたらしい。
結局、俺と瞳は二年半で別れたわけなんだが、人づてに聞いたところ、瞳は今いい夫を見つけて楽しい夫婦生活をおくっているらしい。
俺のことに関しては「今まで私のために色々尽くしてくれてありがとう。それはちゃんとお礼を言っておきたい。でも、もうあの日の事を思い出すと腸が煮えくり返る。まさかそんなことする人だとは思ってなかったから、ごめんなさい。」と…。
今思うと、本当に自分は馬鹿で惨めなことしてしまったと思う。
あんなに自分を大切にしてくれた瞳の気持ちを裏切ってしまって、あの時の自分を殴りに行きたい気持ちでいっぱいだった。
瞳には今後幸せな人生を送って欲しい、と願っている。
今までにあった修羅場を語れ【その7】
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