従姉妹(母の妹、私から見て叔母の娘)は私より2-3歳年上だった。
叔母の配偶者は所謂一流企業勤めだったのだけど、妻や子供にお金を使いたくないという人
といっても全くお金を出さないとかでなく、学費とか医療費とか最低限の食費は出すけど、服とかちょっとした嗜好品を妻子が買うのは許せないという人だった
叔母は仕方ないから自分で働いて自分と娘の衣服や化粧品代はまかなっていたらしい。
叔母が娘にお菓子を買い与えると、それを奪って全部食べつくしてしまうとかいろいろ奇行もあったらしい。
家も一戸建てに住んでいるんだけど、その家がいまどき風呂がない。昭和も末期の話。近所に銭湯があるのにもったいないからといって義叔父(叔母の夫)は頑として風呂作りを拒んだ。ちなみに建売みたいな感じなんだけどあえて風呂を作らせなかったって
なんだそりゃって思うでしょう? 私も。とにかく変わった人だ>義叔父
叔母は離婚も考えたけど義叔父が外面もいいし、飢えさせるような経済的DVでもないし、娘が成人するまでは、、と思って耐えていたらしい
だけど、その娘、私から見た従姉妹は高校卒業した直後から姿を見せなくなった。
叔母に聞くと言葉を濁すから、家を飛び出たのだろうぐらいは察したけど。
そして私も高校を卒業、進学、就職、結婚、出産、と人生のイベントを一通りこなしてもはや立派な中高年となった最近、従姉妹の訃報が飛び込んできた。
すいません続きます。
風呂もない家、子供の菓子や食べ物をむさぼる父親、それに対し何もしない母親に愛想を付かして家を飛び出て、行き場がないから水商売みたいなことをやって
ただ、変に悪に染まってたわけじゃないから、893の偉い人の目に止まって愛人をやっていたんだという。
偉い人は籍を入れることも考えたらしいが、従姉妹が親族に迷惑がかかるからと愛人のままだったという。
なんかね、親族に迷惑がかかるから愛人のままだったってのを聞いて涙が出てきた。
小さいときに良く遊んでもらったし、従姉妹にはいい思い出しかない。
ただ家を出るにしてもあと1-2年して短大でも専門学校でも出てから家を出れば普通に就職できただろうし、893の愛人じゃなくて普通の結婚もできただろうに。
義叔父は世間体もあるし学費は出したはずだから
よほど我慢できないことがあったんだろうけど、私は何もできなかった。
私の母親も、もうちょっと目を掛けて声を掛けてあげればよかったって泣いていた。
義叔父と叔母の間に何があったのか私には正確なことはわからないけど、ゆがんだ夫婦関係が従姉妹の人生を狂わせたようにしか思えない
昭和の50年代で貧乏でもないのに風呂がないに象徴されるへんな家庭で従姉妹は苦しかったんだろうな
母によると、私が結婚するときに、叔母が「うちはお金があるだけで何も無い」ってつぶやいていたんだって。
義叔父と叔母は義叔父の退職後に建て直した立派な家(さすがに今度は風呂付)に住んでいるけどほぼ仮面夫婦で訪れる人も居ないらしい。
えっ!おばさん別れてないのかよ!?
私が小さい頃から既に別れたいって言い続けているんだけど、ずるずる続いてます。
こんな事を言ったら失礼かもしれませんが、おかしな人で、
矯正も出来ないなら縁を切ればよかったのにと思います。
叔母の昔の家は建売なので風呂場はスペースとして存在していたのです。
水道管もガスもあるのに義叔父が風呂を設置させず、タイル張りの床がある空っぽの部屋で物置見たいになってました。
うまく説明出来ないのですが、そんな部屋が見えるところにあるから余計に異様で。
何がしたかったのでしょうね、義叔父は
ともあれ従姉妹の冥福を祈るばかりです。
そら前半は不幸だったんだろうけど、後半893の愛人でも本人は幸せだったかもしれない
何を書いても構いませんので@生活板 42
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