Aちゃんは平日は働いていたので、金曜日に島入りしてレンタカー借りてひとりで島の半分を観光し、ホテルで一泊したあと土曜日の昼前にAちゃんちに行くことになっていた。
島と言っても大きいし広い。
ひとりで観光したのは、Aちゃんが住んでるところの島の真裏あたり。
私が入っていくと人懐こそうなご主人が注文取りに来て、そのあと近くの席に座って色々聞いてきた。
「一人旅かね?」(言葉遣いは方言入ってましたが覚えていません)と聞かれて
「幼馴染に会いに来たんです」って言ったら「ああ、この島に幼馴染がいるんかね」って嬉しそうに言われて
「ええ、こっちに嫁いできたんです」って言ったら「どこから?」って聞かれて
まぁ今思えばいちいち丁寧に答えることもなかったんだけど
こんな大きな島で、その後の会話がそんな展開になるとは予想もしなかったから
「〇〇からです」って答えちゃったんだ。
そしたら「あー、〇〇さんとこのAちゃんね」って言われて「ご存知なんですか?」って言ったら「この島の人の出入りは把握してる」って言うんだ。
父島母島あたりの規模の島とかならまだわかるけど、6万だかいる人口の島で把握してるって・・・ゾゾゾゾっとした。
Aちゃんの嫁ぎ先とは全く縁続きでもなんでもない様子だったが、Aちゃんの父親の職業とか、お兄さんの出身大学まで知っててビックリ。
そして気になったのは「あそこはまだ子供できんなぁ」って一言。
そんなことまで・・・。
たぶん島全体がそうなのではなくて、こういうお店やってるから情報が色々入ってくるんだろうけどそれにしてもプライバシーもなにもないなと正直思った。
出てきたパスタをマッハで食べて店を出た。
その後Aちゃんと合流したんだが、嫌な気持ちになるだけだろうからその事は黙ってた。
長くてすみません、続きます。
聞けば子供が出来ないことを広範囲から責められまくって病んじゃったみたい。
一年ぐらい不妊治療したらしいが、その都度船で本土に渡らなきゃいけないし大変で
その大変さもAちゃんばかり負担になってるのに家事も手伝ってくれなくて帰宅後に夕食作って、姑に嫌味言われて・・・の毎日。
治療の負担が大き過ぎて、お金もたくさんかかるしってことで子供を諦めて働き始めた頃が私が遊びに行った頃だったようだ。
でも諦めたところでそれは夫婦だけの話で、回りは諦めてくれない。
相変わらず子供子供子供子供とAちゃんばかり責められて、姑からは相変わらず嫌味三昧。
話を聞いて想像しただけで病みそうな内容だった。
そのAちゃん、再婚して子供さん(不妊治療だったそうだ)にも恵まれた。
でも一昨年、まだ50半ばで病気で亡くなった。
入院中に会いに行った時、島での話になって「自分で選んだ結婚だから仕方ないけど
時々最初からこの人(旦那さん)と出会えてたらって思う事がある。人生って上手くいかないもんだわ」って笑ってた。
そう言えるだけ、幸せだったんだろうなと思うと、少し救われた気持ちになった。
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