うちの田舎では見合いの基本パターンみたいな感じ。
娘ができたって喜んでくれて、一緒に映画行ったりするぐらいには仲良かった。
なかなか子宝に恵まれなかったけど、急かすようなことも一切なく。その義母さんが結婚して6年目に脳梗塞で倒れて半身麻痺が残った。
まだ還暦を過ぎたばかりだった義母、私はまだ30代半ば。
自宅で介護することにした。
不自由でもちゃんとコミュニケーション取れたから。
私は縫製(洋服のリフォーム)の仕事をしてたんだけど、
介護の為に退職する時に会社から自宅でバイトできるように取り計らってくれて
介護しながら在宅で仕事をしていた。(収入は半分以下になったけど)
が、4年目に再び脳梗塞を起こし、亡くなってしまった。
義母の介護、ここまで夫は忙しい忙しいと仕事のせいにして、ほぼノータッチ。
おまえに頼むおまえに頼む、おまえがおまえがおまえがってそればっかり。
通夜でも葬儀でも表に立って目立つようなことだけ張り切る夫の様子にモヤモヤ。
裏方仕事?はおまえが聞いてこい、おまえが行け、おまえがやれ、おまえに頼む、ってそればっかり。
それでもまだモヤモヤだけで済んでた。
葬儀が終わって一週間ぐらい経った頃のこと。
頂いたお香典を整理していた。
不祝儀袋からお金を出して、入っていた金額ごとに分けてリストを作っていた。
四十九日法要が終わったら、香典返しを発送する用意をしなきゃいけないし
普通に葬儀後にやらなきゃいけないことの一環としてやってたつもり。
その作業の真っ最中に夫が帰宅した。
テーブルの上を見て怒気を含んだ声で「誰がやれって言った」って言った。
え?としか出なかった。
本気で意味が分からなかった。
そして夫に言われたんだ。
「俺がやる。おまえは触るな」だって。
「あとは俺がやるから」とかなら普通に理解できる。
「おまえは触るな」って何?
これまで私がお金に関して何か問題を起こしたこともないし
介護中だって夫に小遣いを無心したようなことも一切ない。
なのに私がお金を触っちゃダメってどういう意味?
そう言ったら「女に大金持たせると危ないからだよ」って言われたの。
考えれば考えるほど、そっか、私はただのお手伝いさんだったんだって今更ながら気が付いた。
この男とこれから死ぬまで暮らすのは勘弁と言う結論しか出てこなかった。
子供がいたらまた違ってたかも知れないけど、気持ちを引きとめるものが何もなかったの。翌日、以前勤めていた会社に連絡をとって、ダメモトで今欠員がいないか、復帰できるだろうかと聞いてみた。
そうしたところ、ブランクがあるわけではないから大丈夫だろうって言ってくれて
多少以前よりお給料は下がるけど、雇ってくれると言う確認ができた。
安心して離婚を切り出した。
義母が亡くなったこのタイミングでの離婚を恥ずかしがって、夫は激しく抵抗した。
それに自分の妻がこんなに反抗するとは思わなかったみたいで
これまでとは別人みたいに私と目を合わせようとしない日々。
四十九日に、今離婚話の真っ最中であることを親戚たちに告げた。
決心した理由も話したし、義母には申し訳ないと思うが嫁としての義務は果たしたと思ってるとも。
親戚たちは大体似たような反応で、最初は「何?え?本当に?何故?」みたいなハテナラッシュ。
それから「そりゃあ怒るの無理ないわー」って同調。
でもそのあとは「だとしても離婚なんて・・・ねぇ」って感じ。
なので「とにかく、みなさまお世話になりました」って精一杯頭下げて終わりにした。
そして離婚して15年近くになるんだけど、再婚する気なんか全く起きない。
ひとりの生活がとても楽。
再婚する人ってどんな心境の変化があって、どんな切っ掛けで決心するんだろう。
それこそご縁というやつでは知人は40代後半で結婚してた、再婚ではなくて初婚だけど
遅くに生まれた一人息子で両親も高齢だし、介護も考えたら1人が気楽だからと言っていたけど
同じような境遇の女性と結婚
その人に聞くと、自分でも不思議だけど相手の女性を「あ、いいなぁ」と思ってから早かったって
仕事にも余裕ができた頃ではあったけど、自分の中に実は結婚願望があったのかなぁとも話してた
確かに一年ほど付き合って結婚したそうだから、それまでを見たら早いかもしれない
でも傍目から見ても結婚願望とかパートナー作ることに本当に興味無さげで実際いなかった人だったから
結婚願望き関しては、聞いてた私としてもピンとこなくて
お相手との出会いや、その気持ちの変化の面もまるっとひっくるめての縁なのかなと感じた次第です
うん、縁と言うのは分かるんだけど、一度ものすごく嫌な思いをして離婚したあと
また家庭を持とうって思う切っ掛けってなんだったんだろうと思ったのよ。
私は毒親しかいないから、優しい家族に憧れてた
前の旦那は籍を入れてから急にモラハラ化して風俗やら不倫やら、やり
たい放題
なんで私と結婚したか聞いたら
「だって帰る家もないから何やっても離婚は絶対に言い出さないと思った」
その言葉で完全に冷め、裁判してでも離婚する、と言って十分な慰謝料をもぎ取って離婚した
(もぎ取れるほどの理由が山ほどあった)その後とあるサイトで「彼氏とか夫とかじゃなく安心できる家族が欲しい」と書いていたら、極度に女性不信な人からメールが来て、そこからスムーズにくっついて再婚
今は18年経つけど、ちゃんと自分に合っている人、とお互いに言い合ってる
自分と似た感情、感覚、価値観の人となら仲良く助け合って暮らしていけると思う
私は婚活での再婚組、離婚して一年してから
また結婚したいなと思って婚活始めた
何でそこで婚活にいそしんだのだろうかと聞かれると、確かにうまいこと答えられない
普通は離婚の時点で、男や結婚なんてと思ってもおかしくないのにね思い返すと、私は両親や同居する祖父母ともちょうどいい距離感の家庭で育てられて
その点では恵まれてたと思うし、私も単純だからある意味そこに洗脳されてたかもしれない
小さい頃から、結婚や夫婦というものに対して幸せなイメージの貯金みたいなものが頭の中に積まれていて
離婚は経験して確かにある程度貯金は減ったけども、まだそれなりに残ってはいたから
結婚に対する拒否感がそこまでなかったのかなと
婚活という形であえて恋愛期間をある程度すっ飛ばしてるところがその証拠なのかも
ただ他の人はどうか分からない、再婚も人それぞれで
打算で結婚する人も恋愛的な過程を経てる再婚する人もいるだろうから
相手の理由も家の管理をしてくれる人がほしいだそうだから
利害が一致すれば再婚することもあるんじゃないかな
ありがとう。
なるほどと思いました。私は今の時点で精神的にも経済的にも人間関係にも不満がないと言うか
ちょうどいい温度で生活出来てるから余計に、もうあんな結婚はって思ってしまうのかも。
きっと素敵な男性は世の中に沢山いるんだろうってのは分かってるんだけど
私みたいなのは、わずかなカスを掴んでしまいそうって自信のなさもあると思う。
とりあえずお一人様の老後に備えることにするわ。
何を書いても構いませんので@生活板118
コメント