私や従姉妹達は親戚のおばさんから「農家とだけは結婚しちゃダメ」と子供の頃から言われてきた。
ある時みんなで「なんで?」と聞くと、それぞれの母親が「お前達みたいな都会育ちには出来ない位大変な仕事だからよ」との答えで私たちも納得してた。
おばさんの実家は兼業農家で、おばさんは小さい頃から凄く太っていて赤ら顔で、自分でもブスだというのは理解していたらしい。
たまに「まあ、コロコロしてー」とか言う人もいて嫌だったけど、褒め言葉として言っているというのは幼いながらも理解できたので、仕方ないと納得していたそうだ。
罵声を浴びせてきたのは、農家A(両親と二十代後半の息子)と農家B(両親と息子二人が三十前後?)。
小中は通学路がその両方の農家の前を通らなければいけなかったので、登下校時に色々言われて一時登校拒否になったほど。
中学に入学してニキビも加わると罵声も更にエスカレート。(「汚い顔でよく外歩けるな」や「不細工なのにまだ死なないのか?」他)
高校は両親と相談して他県の寮がある高校に進学して、長期休みの時は実家に帰省せず 事情を知って同情してくれた親戚の家に泊めてもらって大学は都内に進学。
その頃、おばさんの実家は後継者がいない事もあり、農業をやめて同じ市内の住宅地に引越し。
大学入学後の最初の夏休みの時に帰省したら、たまたま親と買い物先でABの農家に会ってしまい、その時にも「生きてる価値無いくらいヒドイ顔」とか言われたそうだ。
その後は実家には全く帰省せず、両親が上京してきてくれてたそう。
そのまま都内で就職して働き始めたら、自然に痩せて肌も綺麗になって美人と言われる程に。
二人目が生まれて、さすがにもう農家ABも絡んで来ないだろうと 家族でおばさん実家に帰省した時、誰から聞いたのかABの親や息子がやってきて、追い返そうとしてもしつこく玄関先で
「整形したのか?」
「女のくせに大学行くなんて」と色々言われたそうだ。
挙句には
「これなら貰ってやってもいい」
「子供達は相手の男に手切れ金代わりにくれてやれ」などと言われて
おばさんはブチ切れ、TVの上に飾ってあったキューピー人形を掴み、今まで罵声を浴びせてきたABの名前を人形にマジックで書いて「これはお前達だ!」と言いながら、カッターナイフでABの目の前でメッタ突きにしたそうだ。
気付いたら旦那に後ろから羽交い絞めにされていて、ABはいなくなっていたという。
「だから農家は農家でも悪徳農家とだけは結婚しちゃダメよ」と笑顔で言うおばさんは、いつもニコニコしてて赤ら顔で太っていたと言われても全く信じられない位、同じ年代の人と比べても綺麗。
そんな人がキューピーメッタ刺しって想像がつかないけど、それだけヒドイ農家だったんだと従姉妹達と納得した。
自分と結婚、ってこと?
話の通じない奴らだな・・
それからそのABは「農家」じゃなくて「膿家」だ。
おばさんの容姿だけでなく、子供は二人とも男の子でその事も気に入ったらしく「男を産めるなら貰ってやる」とか「傷物貰ってやるんだからしっかり働け」みたいな事も言われたらしい。
濃家の息子はおばさんが小学校入学前に二十代と三十代だったのに、おばさんが三十前後で帰省した時も独身だったというのが、なんか聞いてて「何故その年で上目線?」と従姉妹達と不思議に思った。
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