俺の車のドアを隣の車にぶつけた彼女に冷めた話

彼女にも「ぶつけると嫌だからねー」と説明していたんだけど、 
ある時「毎回毎回長い距離歩くのはしんどい！」と突然ゴネ出した。 

館内放送でぶつけてしまった車の持ち主を呼んでもらってる間 
「風が強かったから」とか「あんなにドアが重いと思ってなかった」とか 
挙句の果てに「○○（俺）の駐車が下手だから」なんてのたまいやがった。 

その時点では、失敗の直後だし
パニックになってるんだと堪えていたんだけど 
後になって修理代の請求が来たときに（もちろん俺が支払い）、 
「逃げれば良かったのに」と言われて完全に冷めてしまった。 

昔話です。長くてすまぬ。

別れたあと、彼女の上司でもある取引先の 
海原雄山みたいなオッサンと飲んでいた際に 
「駐車も出来ん男は云々」と叱られてしまった。 

雄山の誤解を解くために事の顛末を話したんだが、 
その後車の話になり、俺の乗っていた車が偶然にも 
雄山が長い間探していた車種だそうで（古い不人気車でタマがない） 
「厄落としと思って売ってくれないか」という事に。 

自分の会社の駐車場に停めてある元俺の車を発見した元彼女。 
なんの理由かは知らないが、なにやらその車に悪戯している所を 
警備員に見付かり、それなりの処分を受けたそうな。 

また長くなってしまったすまぬ。 
でも下手すりゃリアル斬首刑かと思う程、
雄山のキレっぷりは凄まじかった。